ドラゴンズを支えた山井選手、藤井選手【立浪和義の超野球論】
遅咲きの右腕
高い身体能力を誇った藤井
セ、パともに激しい優勝争いが続いていますが、10月11日にはドラフト会議も控え、さらに、各球団の引退選手が次々発表される季節にもなっています。 私の古巣ドラゴンズでも、かつて一緒に戦った2人の選手が引退を表明しました。 1人は、山井大介選手です。奈良産大から河合楽器を経て2002年に入団したピッチャーです。彼の印象は、とにかくマジメ。今回、引退を発表した日も、ナゴヤ球場で普段どおりに練習を行い、ブルペンにも入っていたと聞きました。山井選手らしいと思います。 ただ、若手時代はそのマジメさゆえにフォームを試行錯誤し、固められなかったこともありました。あとはケガですね。シーズン終盤に素晴らしいピッチングを見せ、来年こそフルシーズンやってくれるのではと思うと、早々にケガをしてしまうということが何度かありました。 そのため・・・
本文:1,344文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール