【第100回早明戦】明大“らしさ”出し切った 逆転信じ残り1分3点差まで追い詰める
◇関東大学ラグビー対抗戦Aグループ 明大24―27早大(2024年12月1日 東京・国立競技場) 明大は敗れたものの“らしさ”を出し切った。 逆転優勝へ相手より3トライ以上かつ26点差以上の勝利が条件の中、前半4分の敵陣ペナルティーではトライを奪いに行く選択。この場面では取り切れなかったものの、前半は2本のモールトライを奪い、残り1分で3点差まで追い詰めた。 神鳥裕之監督(50)も「今年のチームはどんどん強くなっている。この敗戦で大きく成長すると思う。本当の勝負は選手権。絶対にやり返せる」と語気を強めた。 節目となった伝統の一戦。早大の佐藤主将が「(校歌の歌声が)凄かった。 早稲田は明らかに減った」とうらやむほどの在校生やファンに支えられたが、勝利を届けられなかった。誤算はNo・8木戸主将の途中交代。後半、その佐藤へタックルに入った際に頭を強打。「スキルがなかった」と反省したが、その後も食い下がった仲間には「メイジのラグビーを体現してくれた」と感謝。「伸びしろはあるので、選手権奪還に向けて頑張りたい」とリベンジを誓った。