今季の意気込みを語った沼津・中山監督（前列中央）と新加入選手たち（前列左端が井出、同左から２人目が川村）

　Ｊ３沼津は９日、沼津市内で新加入選手記者会見を行った。３年目を迎える中山雅史監督（５７）、新加入８選手（１人欠席）が出席。沼津Ｕ１８出身で大学経由で入団する１号＆２号となったＭＦ川村悠祐（２１）＝流経大＝、ＤＦ井出龍志（２２）＝金沢星稜大＝が今オフ退団した主力の穴を埋める活躍を誓った。 　沼津Ｕ１８一期生コンビが新たな歴史をつくっていく。川村が「お世話になったクラブに戻れてうれしく思う。昇格のために最大限力を発揮したい」と言えば、井出も「沼津に戻るために４年間必死にやってきた。恩返しできるようハードワークしたい」と強調した。 　左利きの川村はカットインからのシュートなどを武器とするサイドアタッカー。背番号は昨季チーム最多１１得点を挙げたＦＷ和田の退団で空いた２７を託された。「後継者という強い気持ちで得点にこだわっていく」。ボランチの井出も決定力が光る。Ｕ１８では当時コーチだったゴン監督の“シュート塾”で鍛えてもらったと明かし「５ゴール５アシストを目指します」と言い切った。 　チームは昨季、終盤に失速して１０位。巻き返しを期す指揮官は「ギラギラしたものを見せてもらいたい」と新戦力の台頭に期待を込めた。（武藤　瑞基）