「この子達をどうするんですか」自宅の敷地内に子猫4匹が置き去り…体を寄せ合う姿に「ひどい」「無責任」なぜここに?
遺棄されたのは、敷地奥の自転車小屋…保護主「猫好きな家と知ってのことか?」
──食べてくれて良かった。子猫たちの今の様子は。 「今は活発に子猫らしく走り回っています。保護時はやっと歩けるようになったくらいの感じでしたので、走り回っているのを見ると乳飲み子でないとはっきり分かりました」 ──しばらくはお世話をされるとのことですが、今後は。 「実は、1匹の子の里親さんが決まりました。近所の優しい猫好きの方にもらわれる予定です。健康診断をしてから引き渡そうと思います。兄弟を離すのがつらいですが幸せにしてくれると思います。また身内の者が1匹を飼うかどうか検討中です。残りの子たちはおうちにお迎えすることを検討していますが、コハちゃん(コハクくん)との相性など考えると迷いもあり、とりあえず知り合いに声がけしている状況です」 ──今回子猫たちは自宅の敷地内に遺棄されたのですね? 「段ボール箱が置かれていた場所は敷地奥の屋根のある自転車小屋でした。一応雨がかからないように配慮したものと思われます。門を入り奥まで箱を運んでくる大胆さに驚きました。我が家が猫好きだと知っている方が置いて行ったのだと思います。実は、近所に子猫たちによく似たシャムの猫さんを時々外で見かけます。その子が人の敷地に産んでそれを持ってきたのか。それとも、避妊手術していない飼い猫の子なのかは分かりませんが…。 怒りはもちろんあるものの、ごみ袋に入れられてごみ捨て場などに遺棄された話も聞くので…まだ私たちの自宅内に捨てられていたのは不幸中の幸いです。私たちが住む自治体は野良猫を地域猫と認め、補助金を使って避妊・去勢手術を行える制度などがないため、個人で手術費用を出しています。これまでに野良猫の避妊手術などを自腹でしてきました。まず自治体が地域猫と認めてくれるよう働きかけが必要だとあらためて思いました」 突然保護主さんのおうちにやって来た子猫たち。先住猫のコハクくん、チャチャちゃんたちの反応は?というと「なんかいるな…」という感じでそうっと見にくる程度で近寄らないとか。少しずつ距離を縮めて仲良くなれるといいですね。 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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