「教員にしか見えない世界」の魅力
「今、学校にこそ応援する人が必要」知るからもっと、好きになる
学校外の方々との連携プロジェクトをやってきたからこそ、「学校に関わりたい、応援したい!」という人がこんなにも多くいるのだなと知りました。みなさんきっかけやとっつき方、今の学校の状況がよくわからないみたいです。 学校に来て生徒と触れ合うと、より一層なにかしてあげたいと思う人も多いようです。勉強や趣味などもそうですが、知れば知るほど面白くなり好きになり、興味も湧くものですよね。学校の様子をもっと地域社会に伝える、あるいは学校の中に可能な限り招き入れていく。 そうやって「みんなに愛される学校」がもっと増えたら良いなと思っています。 子どもたちと関わる魅力や気づき、同僚たちの悩みや頼もしさ、ご自身の教育への想いや信念、学校で働いていることの誇り、これからみなさんが教員を目指していく道の上で得たものをぜひ学校外の人たちにも共有してあげてください。“ 関係” がないと無関心や批判の対象になってしまいますが(最近はそんなニュースも多いですよね)、“ 関係” があれば励ましや応援の対象になります。深く人を見つめる仕事であればこそ、“ 人間関係” のプロとして、身近な人を味方につけながら学校の未来を切り開いていただけたらと思います。 今月の教訓 ◎教員のやりがいはやり始めるとよくわかる! ◎見守ってくれる人が多い職場と心得よ! ◎自らの信念と生き様を見せつけよ! ◎人と社会を“ 深く” 理解して寄り添うべし! ◎学校外との人間関係構築も忘れるべからず! 大山 力也 1990年横浜生まれで幼少期をブラジルで過ごす。早稲田大学教育学部出身。2017年に鳥取県に移住して私立高校教員を5年間経験。総合探究主任やアントレプレナー部顧問として活動しながら、2019年には日本財団地域コーディネーターを兼任。2022年に徳島に移住し、2023年より開校した神山まるごと高専の学生応援統括&社会科として勤務。 *『月刊教員養成セミナー2024年8月号』地方発 !教育 で「日本列島 改造計画」 学校内に留まらず、外の世界と生徒を繋げる活動を実践している著者。「最高にクリエイティブ」という教員の仕事を通じて、地方から日本列島を改造中です。その実践をご覧あれ!