自然と共に。チリワインの名門が魅せる「タラパカ グラン レゼルバ ブルー ラベル レッド ブレンド2021」
また、“よりよい未来”のためにワイナリーが力を入れているのが気候温暖化に対応するサステイナブルな試みだ。畑にはブドウを直射日光から守るカバークロップ(被覆作物)を植えている。畝の下草はそのままに、土中に微生物を増やすことでブドウがより栄養素を取り入れることができるよう、配慮している。また、ここには鳥やテントウムシなどの小さな虫も生息、生物多様性を実現している。それだけではなく、ワイナリーは、カンティリャーナ山脈の裾野に広大に広がる畑の中に、マイポ川まで続く“バイオロジカル・コリドー”と彼らが呼ぶ長い道(回廊)を作っている。これは、山に棲む野生動物たちが里におりてきて、川の水を飲みに来るための道だ。 ルイス氏は言う。 「動物や植物、自然との共存は、私たちが考えなくてはいけない大きな課題です。ワイン造り、ブドウ栽培は農業です。ですが、これは、時に私たち人間の都合で自然の多様性を壊してしまうこともある。私たちは、常に自然と向き合い、共存していきたいと考えています」。 現在、ワイナリーがマイポ・ヴァレーに所有する土地は2600ha(東京ドーム約556個分)で、「ロザリオ・エステイト」と呼ばれる。1500万年以上前に地殻変動によって生まれた土地。この広大な土地の中に野生動物のための“バイオロジカル・コリドー”を作った。 最後に、来日して感動した”自社ワインとのマリアージュ”について尋ねると、こんな答えが返ってきた。 「もちろん和牛です! チリは牛肉を中心とした食文化で、よい牛肉もありますが、日本のブランド牛は身質がやわらかく、脂も繊細。『2021タラパカ グラン レゼルバ ブルー ラベル レッド ブレンド』との相性の素晴らしさに驚きました。日本に来る楽しみが増えました(笑)」 問合せ先 ピーロート・ジャパン TEL.03-3458-4455