センバツ21世紀枠 東北地区候補 久慈高に表彰盾 「チャンス生かし成長したい」 /岩手
第97回選抜高校野球大会の「21世紀枠」で東北地区の候補校に選ばれた岩手県久慈市の久慈高で23日、表彰伝達式が行われた。野球部員や生徒らが体育館に集まり、県高野連の瀬戸和彦会長から野球部の宇部奨人投手(2年)に表彰盾が贈られた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 式典では瀬戸会長が野球部の近年の好成績や地域社会への貢献など、選考理由を説明。久慈高の藤田知彦校長は「21世紀枠の候補校になったのは、本校のこれまでの努力が間違っていなかったということ。さらなる成長の機会を与えてくれたことに感謝したい」とお礼の言葉を述べた。 宇部投手は「先輩や皆さんのおかげで選ばれた。このチャンスを生かし、さらにレベルアップを図りたい」と決意を語った。 21世紀枠は練習環境の困難克服などを選考条件に加え、一定の戦績を挙げながら甲子園出場を逃している学校に出場機会を広げるため、2001年から設けられた。第97回大会に向けては今月13日、全国9地区から9校が候補校に選ばれた。来年1月24日開催のセンバツ選考委員会で、2校が出場校に選出される。【佐藤岳幸】