西城秀樹さん死去 大阪でも悲しみの声「大阪球場コンサート行った」
「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」などのヒット曲で知られる歌手の西城秀樹さんが16日、急性心不全のため横浜市内の病院で死去したニュースを受け、大阪でも悲しみの声が多くあがっている。 【拡大写真付き】西城秀樹さんがコンサートを行っていた大阪球場の写真(いちばん下へスクロール)
毎年行われていた大阪球場コンサートの思い出
ツイッターやフェイスブックといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも、西城さん死去を悲しむ投稿が多く見られ、関西に関する投稿では「大阪球場のコンサートに行った」といったものも多く見受けられた。 西城さんの公式サイトによると、1974年に当時、大阪市浪速区にあった「大阪球場」で「ヒデキ・イン・スタジアム“真夏の夜のコンサート”」を開催以来、1983年まで毎年同球場でコンサートを行った。 そのコンサートに行ったという、大阪市平野区の男性(52)は「毎年夏休み、7月か8月にコンサートをやっていました。僕も中学のころに何度か行きました」と振り返る。 そして「(西城さんは)クレーンのゴンドラにのって歌ったり、花火もたくさん上がって本当にすごく、かっこよかった。急斜面スタンドに人がいっぱい埋まっていて(当時、同球場をホームとしていたプロ野球球団)南海ホークスの試合より人が入ってた。あの中で聴いた歌声は今も忘れられないです」と話した。
なんばパークスに西城さんの手形とサインも
同球場があった場所は、現在、複合施設「なんばパークス」となっている。そこにある花や木がたくさん植えられている「パークスガーデン」に、この地に縁のある著名人の手形とサインが書かれたレリーフが多数飾られており、その中に「歌手 西城秀樹」と書かれたレリーフも飾られている。 西城さんのレリーフには「かってこの地が大阪球場であった頃、1974年から1983年まで10年間行われた『真夏の大阪球場コンサート』は常時超満員だった」という説明も添えられていた。 先の男性は「さっきニュースを知って、すごくショックですが、こういう方はたくさんおられると思います。私の娘は子どものころにアニメ『ちびまる子ちゃん』で西城さんが歌うエンディングテーマが大好きでした。世代を超えて愛されたスーパースターでしたよね。本当に残念です」と話していた。