森のような庭が住宅密集地にできた。7.3坪のスペースに緑を植えた3年後のわが家
シラカシ:塀のたりない高さをカバーしてくれる
写真の右側の白い塀沿いに植えているのがシラカシ。ブナ科の常緑高木です。細長い葉っぱで、きれいな黄緑色。花や実はつけない種類で、こちらは外構業者の方がすすめてくれたものです。 こちらがシラカシの葉。生垣として古くからよく使われるそうで、あまり和風っぽくなく、かといって洋風すぎる感じもなく。わが家が希望とする「森っぽい感じ」に近い印象。 ブロック塀では目隠しにたりない「高さ」をカバーするために、門の入り口から塀に沿って、ずらっと植えています。常緑樹なので、全部の葉っぱが落ちることはありません(とはいえ、秋冬は葉数が減りますが)。
ソヨゴ:庭の門から室内を目隠ししてくれる
庭の門から入ってすぐ、ウッドデッキの横には、ソヨゴという木を植えました。こちらは、春に白い小さな花が咲きます。 本当はもっと葉が茂るようですが、わが家のソヨゴは少し華奢(きゃしゃ)。それでもこの木があると、庭の門から室内(リビング)が見えにくくなるので、あるとないとじゃ大違い! こちらも常緑樹です。
フェイジョア:甘い香りの花や実がなる常緑低木
こちらは隣家との境。正面中央の大きな木はフェイジョアです。少しふっくらした丸みのある葉っぱで、オリーブのような洋風な雰囲気。縦に伸びるというより、横に丸くボリュームがでるシルエットになります。 花や実には、パッションフルーツのような甘みがあります。最近花が咲き、おいしい花びらをめぐって、家族で争奪戦がありました(笑)。 こちらは常緑低木で、すごく背が高くなる木ではありません。選んだのにはわけが。この裏側にある隣家のお庭の樹木が立派で、設計士さんから「高い塀や木で隠さず、むしろ借景として楽しみましょう!」と提案されたから。 この後ろのダークブラウンのウッドフェンスは、じつは家族であとから取りつけたもの。境界線でもあるブロック塀がボロボロで、見た目がイマイチだったのと、住んでみて、もう少し高い位置まで目隠しをしたいと思い、取りつけました。 しかし、採寸ミスして少し横幅がたりず。そのたりない部分の目隠しになればと、ユーカリポポラスの鉢植えを置きました。 葉っぱがかわいらしくて、切り花やドライフラワーにも使えるユーカリポポラス。手紙にしのばせたり、プレゼントのラッピングに添えたりすると、一気におしゃれにみせてくれる、便利な木です。 ただ、地植えすると、すごく大きく育ち大変だと知り、筆者は鉢植えで育てています。そのため生育はイマイチですが、手に負えないほどボリュームにはなっていません。ユーカリの仲間なので、暑さにも強く育てやすいです。 間の寄せ植えは、なんの種類かは忘れてしまったのですが、低木の樹種です。写真のように壁際に、3つ木が並んだ格好になりました。どれも少し洋風のテイストを感じるので、一体感がでてよい感じ。木々が目線を集めて、古いコンクリート塀もよい感じにぼかしてくれています。