お金より大切なものはなにか?どんな時代になっても役立つお金との上手なつき合い方
将来のお金のかたち
これから先、お金はどういう形になっていくのでしょうか? この点について著者は、「お金がこの地球からなくなることはない」と考えているのだそうです。 なぜならお金は、誰にとっても便利な道具だから。ただし、お金に対する人間の認識や感情は、大きく変わる可能性があるともいいます。 お金というものが、生きていく上で「絶対に必要なもの」から、「そんなに大切でない単なる数字」に変わったとき、多くの人にとって、お金に対する優先順位は下がるでしょう。(186ページより) これからの時代は、人類にとっても正念場かもしれません。しかし、経済的にどんなことが起きても、「たかがお金、命まで取られるわけじゃない」と開きなおった人が勝ちだと著者は断言しています。目の前のことに一喜一憂せず、長い目で人生を見てみるべきだと。 くれぐれもお金の心配や不安で、心の平安や健康を失わないようにしてください。(187ページより) そうすれば、まわりの人が右往左往したとしても、余裕を感じて生きることができるからです。(184ページより) 本書を読み進めていく過程で、ワクワクしたり、逆に悲しくなったりするかもしれないと著者は述べています。 それはお金というテーマが、自身のなかに潜んでいるさまざまな感情を引き出すから。つまりはそこから、お金との新たなつき合い方がスタートするということなのかもしれません。 >>Kindle unlimited、99円で2カ月読み放題キャンペーン中! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: きずな出版
印南敦史