洗濯乾燥機の「ヒーター式」「ヒートポンプ式」電気代を比較!コスパがいいのはどちら?
洗濯から乾燥まで一気におこなってくれる洗濯乾燥機。梅雨や花粉シーズンなど、洗濯物を屋外に干せないときでも、気兼ねなく洗濯できて便利です。忙しい方にとっては家事の効率化にもつながるかもしれません。 洗濯乾燥機を使用するにあたり、電気代はどれくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。 そこで今回は「ヒーター式」「ヒートポンプ式」の違いや、それぞれの電気代をシミュレーションしてみました。電気代を節約するコツもご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
洗濯乾燥機の「ヒーター式」「ヒートポンプ式」とは?
洗濯乾燥機の乾燥機能は、大きく「ヒーター式」「ヒートポンプ式」の2つに分けられます。両者の違いは、ヒーターを使うか否かです。 ヒーター式の洗濯乾燥機は、ヒーターによる熱で洗濯物を乾燥させます。おもに縦型洗濯乾燥機に搭載されていますが、ドラム式洗濯乾燥機でもヒーター式を使っている場合があります。 ヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機は、湿気を含んだ空気を除湿して機外に排水し、乾いた温風で洗濯物を乾燥させます。ヒーター式と比較して低温で乾燥させるため、衣類の傷みや縮みが少ないことがメリットです。 またヒーターを使わずヒートポンプで効率よく熱交換をするため、電気代がおさえられる省エネルギー家電のひとつです。
「ヒーター式」「ヒートポンプ式」の電気代を比較
ヒートポンプ式はヒーター式と比較して、電気代を安くおさえられるといわれています。そこで、実在する製品の消費電力量から、電気代をシミュレーションしてみます。電気代の計算式は以下の通りです。 ・標準的な使い方で1回洗濯と乾燥をした場合の消費電力量(ワットアワー)÷1000×31円(1キロワットアワーあたりの単価) 【ヒーター式ドラム洗濯乾燥機】 ・1980ワットアワー÷1000×31円=61.38円 ・毎日1回使用した場合の1ヶ月間(30日)の電気代:1841.4円 【ヒーター式縦型洗濯乾燥機】 ・2290ワットアワー÷1000×31円=70.99円 ・毎日1回使用した場合の1ヶ月間(30日)の電気代:2129.7円 【ヒートポンプ式ドラム洗濯乾燥機】 ・標準モード:890ワットアワー÷1000×31円=27.59円 ・省エネモード:620ワットアワー÷1000×31円=19.22円 ・毎日1回使用した場合の1ヶ月間(30日)の電気代:576.6円~827.7円 上記のシミュレーションから、ヒートポンプ式はヒーター式と比較して、標準モードで1013.7円~1302円、省エネモードで1264.8円~1553.1円ほど1ヶ月間の電気代をおさえられることが分かります。