Androidスマホが追跡している健康データを管理・削除する方法
Google FitやSamsung Healthなどのアプリを利用すれば、スマホを毎日使いながら、歩数や分単位の活動時間、燃焼カロリーなどをバックグラウンドで記録できます。しかも、スマホ内のほかのヘルスケア/フィットネスアプリとデータを共有させることも可能です。 Androidスマホが追跡している健康データを管理・削除する方法 これらのアプリは、健康やルーティンについて気づきを得るうえで便利なのはもちろんです。 ただし、どんなデータが収集され、どこに保存されているのかを把握しておくことが大切です。こうしたアプリをチェックするには、たったの数分しかかかりません。
データがスマホに保存される仕組み
Google Fitではいま、Health Connectという基盤技術が使われています。この基盤技術により、すべてのデータがスマホにローカルで管理され、完全に暗号化された状態で保存されます。 このデータには、スマホのロックを解除できないかぎり、誰もアクセスできません。これは、Health Connectの使用を求めるすべてのアプリに適用されます。 Google Fitの場合、データはバックアップとしてクラウドに同期されますが、エンドツーエンドでは暗号化されません。 つまり、データはGoogleの標準的なセキュリティによって保護されていますが、Googleの中の人なら、そのデータを見ようと思えば見られるわけです。 これと同じことは、GmailをはじめとするGoogleのさまざまなサービスにも当てはまります。Googleを信頼して、データの安心かつ安全な保護を任せているということなのです。
データ追跡の確認
Google Fitの場合、アプリを開くと、いまスマホが追跡しているヘルスケア/フィットネス関連の全データ概要を確認できます。デフォルトのデータタイプが記録されている場合はたいてい、歩数や消費エネルギー、ハートポイント(エクササイズ・ルーティンの目安のひとつ)が表示されます。 これらのデータを削除するには、プロフィールのタブを開き、歯車のアイコン(右上)をタップして、データの管理を選択。次の画面で、特定のカテゴリーのデータを削除、あるいは全データを完全に削除できます。 1回のランニングなど、個々のデータポイントを削除するときは、日誌の画面から削除したいものを選び、3つの点のアイコン(右上)をタップして、削除を選びます。