施設や場所の命名権 ネーミングライツ 大学でも導入進む
エスコンフィールドHOKKAIDOや大和ハウスプレミストドームといった命名権、ネーミングライツの導入が様々な施設で進んでいます。今月新たに導入されたのは大学内のとある場所です。 今月16日、北海道大学でネーミングライツ締結の記念式典が開かれました。東京の情報システム系企業・NSSOL、日鉄ソリューションズが式典の会場になった工学部食堂のネーミングライツを取得し、今月から「NSSOLDining」の名前で運営されています。 北大は去年から大学構内の講堂や研究施設でネーミングライツを導入し、今回が4例目です。期間は3年。契約料は非公表です。背景には、国からの交付金の削減が続く中、財政基盤を強化する狙いがあります。 北大社会連携課の浅野智裕課長は「大きな施設でなく人が集まる閉ざされた空間でネーミングライツを設定するのは、本学に限らずいろいろな大学でやっている」としています。 NSSOLの主な狙いは学生への知名度アップです。全国の大学で同様の契約を進めていて、今回が8大学9施設目となります。北大は産学連携の観点からもネーミングライツを積極的に導入していく方針です。