【京阪杯】ビッグシーザー 待望の重賞初勝利 西園正師「うれしいよりホッと」父子G1制覇へ視界良好
「京阪杯・G3」(24日、京都) しぶとく、そして力強くゴール前で伸びた。1番人気のビッグシーザーが、押し切りを狙った3番人気ウインカーネリアンを首差でとらえ、デビューから18戦目にしてうれしい初タイトルを奪取した。初コンビの北村友も「力のある、人気のある馬の騎乗依頼を急きょ頂いて、役目を果たせて良かった」と笑顔だ。 道中は「少しズブくなっているのか」と不安もよぎった。発馬直後に右ムチを一発放ち、好位のインへ。そして迎えた直線。鞍上のアクションにしっかりと応え、これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らす勝利を手にした。 オパールSに続く2連勝でようやくひと皮むけた。西園正師も「うれしいよりも、ホッとしてます。もたもたするところがあるのでスタートだけが心配だった。次は高松宮記念(25年3月30日・中京)。大目標に向けて頑張ります」と早くも期待大。父ビッグアーサーがコースレコードでG1初制覇を飾ったのが5歳春の高松宮記念。父子G1制覇へ、視界良好だ。