侍ジャパン・清宮、高校通算100号の地で打つ「後悔ないように準備していきたい」
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で2連覇を目指す野球日本代表は7日、チェコ代表との強化試合(9、10日)を行うバンテリンドームナゴヤで一部選手が調整。野手では清宮幸太郎内野手(25)=日本ハム=がティー打撃などをこなし、実戦に向けての意気込みを示した。 「しっかりいいところを見せられるように。結果はあとからついてくるもの。後悔ないように準備していきたい」 日本は13日のオーストラリア戦で大会初戦を迎える。村上(ヤクルト)、岡本和(巨人)がコンディション不良で辞退しており、今季15本塁打を放った清宮は長打力に期待がかかる。 愛知県は縁のある土地だ。東京・早実高3年時に「愛知で高校通算100号を打ちました」。記憶もバッチリで「覚えていますよ。招待試合を4試合くらいやって、4本くらい打った。小牧市民球場でした」と振り返った。 2017年6月4日に小牧市民球場で行われた招待試合。「3番・一塁」で出場した清宮は享栄高戦の九回1死、右中間席場外へ推定飛距離135メートルの特大本塁打を放った。これが節目の100号。その後は通算111本塁打まで伸ばし、当時の高校生記録を更新した。プレミア12の開幕戦の舞台となる愛知で、再び景気付けの一発を放ちたい。 この日は才木(阪神)の26歳の誕生日で、清宮は率先してバースデーソングを歌うなど、ムードメーカーも担う。トップチームに初めて選出された25歳が開幕戦からチームを勢いに乗せる。(横山尚杜)