ドジャースの“やるべきことリスト”とは? 今オフ「積極補強」でも残された課題「4項目」を米メディアが指摘
ドジャースは去就が注目されていたテオスカー・ヘルナンデスとの再契約や、“韓国の逸材”といわれるキム・ヘソン、サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネルの獲得など、今オフも積極的な補強や整備を行った。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン しかし、米メディア『CBS Sports』は現地時間1月4日(日本時間5日)、「ワールドシリーズ優勝者のやるべきことリストに残る項目」と題し、特集記事を掲載。佐々木朗希の獲得やクレイトン・カーショーとの再契約など、ドジャースが今オフに残された課題「4項目」を列挙している。 1つ目は「佐々木朗希の獲得」で、記事では「23歳のササキは、破壊的な速球とスプリットのコンビネーションのおかげで、日本プロ野球で防御率2.02、K/BBは5.76を記録している。奪三振と与四球の比率(K-BB%)26.8%は、過去20年間にMLBに移籍したNPBのスター投手の中でも、ドジャース(侍ジャパンのチームメイト)のヨシノブ・ヤマモトやショウヘイ・オオタニが記録した数字を大きく上回っている」と紹介し、大谷、山本に続く3人目の日本人投手の獲得に注力すべきと伝えた。 2つ目は「カーショーとの再契約」だ。「ササキは今後ドジャースのローテーションの顔になるかもしれないが、だからといってロサンゼルスが過去から立ち去る準備ができているはずはない」とし、「36歳のカーショーは、体調不良のため2024年のレギュラーシーズン登板は7試合にとどまった。8月30日以降は、外反母趾の骨棘で手術が必要だったため、登板は1試合もなかった。また、左膝の半月板を修復する手術も受けなければならなかった。とはいえ、彼はすでに2025年に投げる意思を表明している」と、「生涯ドジャース」を宣言した36歳のベテラン左腕との再契約が済んでいないことを伝えた。 3つ目は「ブルペンを強化する」ことを挙げている。「(ブレイク・)トレイネンを除いて、ドジャースはこの冬、ブルペンに手を加えなかった。新シーズンに向けてドジャースがこのリリーフ陣で満足していることと、FAのリリーバー市場が氷河期のようなペースで発展していることが、どの程度関係しているのかは不明である」と、トレイネンとの再契約のほかにブルペン陣の強化を行っていないことを指摘した。 最後に4つ目は「控え内野手の状況を解決する」という点で、「ドジャースとキム(・ヘソン)の契約は、ベンチの状況にも影響する。現在、彼はクリス・テイラーとミゲル・ロハスと並んで、ロースターの3人の予備内野手の一人と予想されている」とし、控え内野手が飽和状態になっている現状を紹介。テイラーとロハスをトレードで放出する可能性も指摘している。 世界一連覇へ向けて手綱を緩めないドジャースは、これらの課題をクリアし、万全な状態で来季へ臨めるのか。米メディアも注目している。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]