入社前に「入ってはいけない会社」を見抜く方法はありますか? 【退職代行会社が解説】
4月に入ってから、「退職代行サービス」が話題に。ただ、可能であれば退職代行を依頼することなく、職場環境に納得して働きたいものですよね。 【表】退職代行利用者の「退職理由」TOP5 そんな「退職代行」について、アルバトロスが管理する退職代行サービス「退職代行モームリ」に聞きました。 (今回の質問) 退職代行を依頼される会社の共通点は? 入社前に「入ってはいけない会社」を見抜く方法はありますか? (回答) 退職代行サービス利用者が所属していた会社の共通点は、「何かしらの労務関係に不備があること」です。入社前であっても、徹底した情報収集により「入ってはいけない会社」を見抜くことができるかもしれません。入社してから後悔しないよう、自分でできることはしっかりやっておきましょう。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆退職代行を依頼される会社の特徴とは?
新年度以降、急速に聞く機会が増えた「退職代行」というキーワード。労働者の退職手続きを代行するサービスです。退職代行モームリは、公式X(旧Twitter)にて2024年4月1~10日だけで多くのサービス依頼があったことを明かし、Xで「退職代行」がトレンド入りするなど大きな話題となりました。 「退職代行モームリ」を依頼する人の退職理由上位5つは、以下の通りです。 1位:各種ハラスメントを受けている 2位:退職を止められる 3位:サービス残業がある 4位:勤務外での仕事がある 5位:有給が使えない 上記からも分かるようにサービス利用者が所属していた会社の共通点は、「何かしらの労務関係に不備があること」。労務関係が適正であれば、退職代行サービスに依頼が来ることはありません。労務関係に何らかの問題があり、退職代行サービスを利用せざるを得ない人が依頼するようです。 退職代行サービスを運営する中で「いい会社だ」と思う会社の特徴について聞くと、退職連絡をした際に「当社の従業員がお手数をおかけして申し訳ない」「今後の改善のために退職理由や詳細を伺いたい」といった反応がある会社だそう。このような会社は、その後退職代行を依頼されることはほぼないとのことです。 反対に同社や依頼者に対して「お前のせいで」というスタンスの会社は、何度も新しい退職代行依頼が出ているそう。会社側が退職代行をどう受け取るのかも、会社の内情が表れているようですね。