男性職員「通常の検査で行わない検査をしてみたかった」

県病院局は、県立病院の会計年度任用で雇用されていた50代の男性職員が、院内のシステムを不正に操作して自身の検査を行い、検査費用総額約4万5000円の支払いを免れたとして、停職157日の懲戒処分としました。男性職員は、25日付けで退職しています。 県病院局によりますと、計年度任用で雇用されていた50代の男性職員は、2014年11月から2024年5月までの間に医師の名義を許可なく使用し、院内のシステムを不正に操作して自身で検査を予約しました。このシステムの操作により、検査費用延べ15件・総額4万5130円の支払いを免れました。 県病院局は、地方公務員法の「法令及び上司の職務上の命令に従う業務違反」「信用失墜行為の禁止違反」に当たるとして、停職6カ月相当の処分とし、任用期間末日までの157日間の懲戒処分としました。男性職員は、「通常の検査で行わない検査をしてみたかった」「安易な気持ちでやってしまった」「大変申し訳ないと思っている」などと話していて、退職願を提出し25日付けで退職が承認されました。 県病院局は改めて、管理監督者及び職員に対し、綱紀の保持について徹底するよう周知したとしています。