aiko、King Gnuを聴きながら夜中にジムへ行って…新井和輝が“創作意欲”に迫る
「もしaikoさんがいない世界だったら…」
番組では新井がaikoのフェイバリットソングを紹介。思い出の曲として『雲は白リンゴは赤』をセレクトした。 新井:僕の奥さんがaikoさんの大ファンでございまして、初出しなんですけど、恥ずかしながらその奥さんが、高校の軽音部でaikoさんのコピバンをしていた後輩なんですよね。 aiko:すごいですよね。 新井:ボーカルをやっていて、歌を歌っていました。そこでコピーしていた曲がこの曲なんです。奥さんは僕の1歳下だからそれを聴いていたんですよね。文化祭とかでやっているのも聴いていたし、その彼女のコピバンで最初にコピーした曲だったのかな。聴く度に当時を思い出すというか。奥さんですし、こういう話になるんですよね。 aiko:うれしいです。 新井:当時、彼女は歌を歌うだけなら軽音部に入れるかなって感じで、aikoさん好きだし、「aikoが歌えるんなら」って軽い気持ちで入ってきているんです。僕はそこで奥さんと出会っているので、aikoさんがいなかったら、もしかしたら出会ってなかったのかもしれないんですよ。そういう1つの分岐点になるような曲かなと、個人的には思って選びました。 aiko:これを歌っていた奥さんを見て、「かわいい」って思ったんですか? 新井:そうですね(笑)。まあ、当時の景色は今でも浮かびますね。 aiko:何年前ですか? 新井:14、15年前ですね。付き合ったのはもっと後になってからなんですけど、出会いっていう意味で。 aiko:この曲を作ってよかったです。
King Gnuを聴きながら夜中のジムへ
一方、リスナーから「好きなKing Gnuの曲は?」とメッセージをもらったaikoは、「初めて聴いたのは『Vinyl』だった」と明かす。 aiko:この曲を何度も聴いています。それこそツアー前で頑張らないといけないと思って、この曲を聴きながら夜中の2時くらいにジムに行ってました。 新井:ええ! aiko:最初に曲から入ったので、King Gnuのみなさんがどんな方々なのかを知ったのは後からでした。だからKing Gnuの正体を知らないまま、King Gnuをずっと聴いて、その後にYouTubeで探して、この方たちがKing Gnuなんだっていうのを知りました。最初に聴いたとき、曲の衝撃が強すぎたので、バンドが何人なのかも何にもわからない状態でした。 新井:音だけだと判断しづらいですからね。 aiko:(曲の雰囲気が)全部違うから「プロジェクトなのかな」って思って聴いていました。私も『Vinyl』を聴くとすごくあの当時を思い出します。 新井:曲ってそういう力があるというか、当時に戻りますよね。 aiko:だからもう1回頑張らなきゃいけないって思ったときは、『Vinyl』を聴いて今の自分と昔の自分をちゃんと向き合わせて頑張ろうって思える1曲なんです。