ギルマイが第3S制覇 アフリカ系黒人選手初のツール区間優勝
【AFP＝時事】ツール・ド・フランス（2024 Tour de France）は1日、第3ステージ（ピアチェンツァ～トリノ、230.8キロメートル）が行われ、アンテルマルシェ・ワンティ（Intermarche Wanty）のビニアム・ギルマイ（Biniam Girmay、エリトリア）がスプリント勝負を制し、ステージ優勝を飾った。 【写真】総合首位に浮上したカラパス 24歳のギルメイは、自身が「ツールでステージ優勝した初のアフリカ系黒人」であるとソーシャルメディアに投稿。「これは個人的にもアフリカ大陸にとっても大きな意味を持つ」と付け加えた。 ギルマイは2022年のジロ・デ・イタリア（Giro d'Italia 2022）でも区間制覇を飾っており、グランツール（三大ツール）では通算2勝目となった。 1903年から開催されているツールでアフリカ人選手が優勝したのは、ともに南アフリカ生まれのダリル・インピー（Daryl Impey）とロブ・ハンター（Rob Hunter）に次いで史上3人目。総合優勝4回のクリス・フルーム（Chris Froome）もケニア生まれだが、選手登録は英国となっている。 総合争いでは、EFエデュケーション・イージーポスト（EF Education-Easypost）のリチャル・カラパス（Richard Carapaz、エクアドル）がUTE（UAE TEAM EMIRATES）のタデイ・ポガチャル（Tadej Pogacar、スロベニア）から首位の座を奪取。エクアドル人ライダーがマイヨ・ジョーヌ（イエロージャージー）に袖を通すのは、これが初めてとなった。 集団スプリントの中で発生したクラッシュの影響を受けてカラパスより遅れてフィニッシュしたポガチャルが同タイムながら総合2位につけ、こちらも同じくタイム差なしとなっているスダール・クイックステップ（Soudal Quick－Step）のレムコ・エベネプール（Remco Evenepoel、ベルギー）が同3位、チーム・ビスマ・リースアバイク（Team Visma | Lease a Bike）のヨナス・ヴィンゲゴー（Jonas Vingegaard、デンマーク）が同4位に続いている。【翻訳編集】 AFPBB News
