「私は世界で最もラッキーな男」…NBAで17年間プレーしてきたルディ・ゲイが引退表明
10月30日(現地時間29日、日付は以下同)。NBAで17シーズンをプレーしてきたルディ・ゲイが、現役引退を表明した。 【動画】キングス時代にキャリアハイに並ぶ41得点を残したゲイのハイライト! この日『The Players' Tribune』へ寄稿した手記の中で、ゲイは「僕は38歳。それはほとんどのプロ選手たちが生きているキャリア途中にはほど遠い位置にいる。だから私は、自分にはかなり大変なことなんだと分かったんだ…。バスケットボールというゲームで経験することができたすべての愛情に知恵、友情に感謝している」と綴っていた。 コネチカット大学出身のゲイは、2006年6月のドラフト1巡目8位でヒューストン・ロケッツから指名され、翌7月にグリズリーズへトレードされてNBAデビュー。 203センチ113キロのフォワードは屈強な肉体を駆使してグリズリーズ、トロント・ラプターズ、サクラメント・キングス、サンアントニオ・スパーズ、ユタ・ジャズでレギュラーシーズン通算1120試合へ出場。キャリア平均30.9分15.8得点5.6リバウンド2.0アシスト1.1スティールをマーク。 ルーキーシーズンの2006-07から2020-21シーズンの期間で、平均10.0得点以上を残したのはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ポール(現スパーズ)、カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)とゲイの4選手のみと『ESPN』が報じたように、世界最高のプロバスケットボールリーグでスコアラーとして活躍してきた。 NBA入りから約7シーズン所属したグリズリーズで、ゲイは通算8562得点と2758リバウンドでフランチャイズ史上5位、479試合と1万7338分出場、640スティールでそれぞれ同4位に入り、2012年にグリズリーズ、2018年と2019年にはスパーズでプレーオフへ出場。 グリズリーズ時代の2009年12月14日(対マイアミ・ヒート)、キングス在籍時の2014年1月22日(対ニューオーリンズ・ペリカンズ)でキャリアハイの41得点を残した。 2022-23シーズンにジャズでプレーしたゲイは、昨年9月にゴールデンステイト・ウォリアーズと契約を結んだものの、昨シーズン開幕前にウェイブ(保有権放棄)されていた。 17シーズンという長いプロキャリアを終えたゲイは「私は世界で最もラッキーな男」と手記で綴っていた。
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