皇太子になり収入が一気にアップ ウィリアム皇太子の収入が明らかに
毎年恒例、英国王室が年次決算書を公表! それにより、ウィリアム皇太子の収入が明らかになりました。 【写真】ウィリアム皇太子よりお金持ち!「英国一結婚したい男」と呼ばれたイケメン貴族 なんと、2023年2300万ポンド(約43億7920万円)以上の個人所得を得ていたのだそう。 と言っても、もはやこれが高いのか安いのか?比較の対象が、という気もしますが。 ご存じ、2022年にチャールズ国王が即位をされたことで、王位継承順位第1位=皇太子というお立場になられた、現在42歳のウィリアム皇太子。 そもそも英国王室にとって、大きな収入源となるのが大きくふたつ。 まずひとつが、王室助成金。これは君主や王族の公務を援助するべく政府から支払われるもので、実際にはクラウン・エステート(君主の公的な不動産)の収入から得られる利益の一部(15%)が助成金として戻されるかたちです。 このお金は主に、ロイヤルファミリーの皆さまの公務や、基本の維持費、警備、高位メンバーの旅費等に使われます。 ちなみに2023、2024年ともに政府から支払われた助成金は、8630万ポンド(約164億円)ですが、バッキンガムパレスの改修費を含む、建物の維持費で4700万ポンド(約89億円)が最も高く、続いて人件費の2790万ポンド(約53億円)と、どの世界でもやはり最もかかるのは人件費、と同じ。しかも最終的には、赤字だったりも。 しかしながら、いわゆる税金に値する助成金だけで成り立っていないのが英国王室。 もうひとつの資金源、ランカスター公領とコーンウォール公領の、ふたつの王族公領からの収入というものがあります。 簡単にいうと、代々君主(チャールズ国王)が所有されるのがランカスター公領で、コーンウォール公領を皇太子が受け継がれていきます。 助成金が税金なら、こちらがいわゆる個人収入ということになりますが、エリザベス女王が逝去されたと同時に、チャールズ国王がランカスター公爵の爵位とともにこの領地を受け継がれ、そして国王からウィリアム皇太子へとコーンウォール公領が引き継がれました。 実はそれ以前、皇太子となられる前のウィリアム王子やご一家の生活費や事前活動費、また年間数千万のキャサリン妃の衣装代などは、チャールズ皇太子(当時)のコーンウォール公領からの収入から捻出されていたんです。 それが、祖母エリザベス2世の逝去後皇太子となられたことで、コーンウォール公領からご自身の収入が入るようになったわけです。 私たちで言うところの自立?ともいえるような、でも伝統かつ特権とも言えるので、やはり違うような(笑) 実質的にご自身の収入で家族を養う、といった形に変化したことは間違いありません。 2023年は、会計年度半ばに女王が逝去され、コーンウォール公領を父から引き継がれたため、受け取られた額は約600ポンド(約11億4240万円)でしたが、今年は最初の会計年度となり全額受け取りに。よって先の2300万ポンド(約43億7920万円)の収入になりました。 それにしても約4倍とは、凄いですよね。 ちなみに、コーンウォール公領の秘書兼記録管理者であるアラステア・マーティン氏によれば、エリザベス女王逝去の翌日にウィリアム皇太子に電話をかけ「ようこそ、あなたの公爵領へ」と言われたとか。不謹慎のように感じてしまう行動ですが、それ以前からいつか来るこの日を想定して関係を築いていたからこそ、あり得たセリフだった模様。 またマーティン氏は、前所有者のチャールズ国王と、新オーナーのウィリアム皇太子との共通点や違いについても語られました。 「おふたりそろってサステナビリティに関する熱意は同じですが、一方で違いもあります。第24代コーンウォール公爵は、私に電話をかけてこられましたが、第25代公爵はWhatsAppで連絡してこられます。」 お付き合い当初、ウィリアム皇太子は「携帯番号を教えるから、必要ならいつでも連絡をください。メッセージをください」といわれたそう。 まるで昭和vs平成、さながらに世代の違い、時代の移り変わりを象徴していますね。 しかし親子間ながらもこういった価値観や手段の違いも、同時に受け入れあっているところが、フレキシブルかつモダンな英国王室らしいところでしょう。 一方、皇太子ご一家に関わるスタッフの数が、50人から66人に増えたことからも、今後収入をいかに有効に国民のための使い方をされるのかに注目です。 現在は治療中ゆえに、登場の機会が少ないですが、お元気になられた後のキャサリン妃のファッション経費に関しても気になります。
MIZUHO NISHIGUC