あのアイドルも、このサントラも!2024年にサブスク解禁されたアーティストまとめ
多くの人にとって「音楽を聴く」と「サブスク配信で聴く」がほぼ同じ意味になった感すらある昨今。2024年も様々なアーティストがサブスクリプション型音楽配信での楽曲配信を解禁した。2024年は、どんなアーティストが新たにサブスクで聴けるようになったのか? あらためて振り返ってみたい。 【画像】Keyの楽曲もサブスク解禁 旧ジャニーズ勢のサブスク配信が相次ぐ まず、サブスク音楽配信における近年の大きなトピックのひとつが、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属アーティストたちの解禁が相次いでいること。 今年2024年は、年明けとともにSUPER EIGHT(※解禁当時は「関ジャニ∞」名義)がサブスク配信を解禁。これを皮切りに、A.B.C-Z、King & Prince、なにわ男子、NEWS、Hey! Say! JUMPなども解禁された。なお、Snow Manも1曲(10月にリリースした「One」)のみだが配信を解禁している。 ちなみに、旧ジャニーズ勢のサブスク配信の第一号は2019年の嵐だった。2020年に堂本剛、2021年にはKAT-TUNを配信をスタートさせるなどしていた。 ハロプロ系女性アイドルグループの配信状況は? 長年沈黙を保ってきたハロー!プロジェクト関連も、今年、山が動いた。太陽とシスコムーンと、ハロプロOGたちの配信が6月に解禁されたのだ。解禁されたハロプロOGは、道重さゆみ、鈴木愛理、宮本佳林、小片リサ、佐藤優樹、稲場愛香、小関舞、Bitter&Sweertなど。 実は、auスマートパスプレミアムミュージックでのみモーニング娘。を始めとする各グループの楽曲が以前から配信されていたのだが、Amazon MusicやApple Music、Spotifyなど、より一般的な配信サービスでもハロプロ関連楽曲が配信され始めたというのは、何気に大きい出来事と言えるだろう。 ちなみに、ハロプロ以外の女性アイドルグループでは、TikTokを中心に「かわいいだけじゃだめですか?」がバズったCUTIE STREETは今年2024年デビューであるため、かなり強引だが見方によっては彼女たちも「今年サブスク解禁したアーティスト」と捉えられなくもない。 サブスク解禁されたアニメ・ゲーム関連楽曲は? アニメやゲーム関連では、3月にKADOKAWAアニメ楽曲の配信が解禁に。「NEW GAME!!」「少女終末旅行」などのテーマソングや、「幼女戦記」「宇宙よりも遠い場所」「メイドインアビス」などのオリジナルサウンドトラックが配信で聴けるようになった。 そして9月には、ゲームブランド・Keyの楽曲がサブスク解禁。第1弾として『Kanon』『リトルバスターズ!』『Summer Pockets』の楽曲などが解禁され、つい先日の12月23日には第4弾として『Angel Beats!』関連楽曲の配信もスタートしている。 少し趣の違うところでは、任天堂が独自サービスとしてゲーム音楽の配信を解禁。ファミコンからNintendo Switchまで、さまざまなゲーム音楽が聴ける音楽配信アプリ「Nintendo Music」を、Nintendo Switch Online加入者向けサービスとして開始した。 ベテランアーティストも続々とサブスク解禁 30~40歳代くらいのロックファンにとっては、BLANKEY JET CITYの楽曲が配信開始されたこともトピックだろうか。ROSSO、LOSALIOS、THE GOLDEN WET FINGERSといった関連バンドの楽曲も配信解禁となった。 大物アーティストでは、チャゲ&飛鳥が10月に全曲のサブスク配信を解禁。また、矢野顕子はミディ時代の作品を7月に、ヤマハ時代の作品を12月に配信開始している。 また、ちあきなおみや八代亜紀など、70年代から活動するベテラン勢にも今年サブスク解禁したアーティストが。辛島美登里、ビリー・バンバン、マルシアなどもサブスク配信を開始している。演歌・ニューミュージック、フォークソングといった、ファンの年齢層が比較的高そうなアーティストの解禁が続いているあたりに、音楽配信がより幅広い層に浸透していることを感じさせる。 定額で聴き放題なサブスクリプション型音楽配信サービス。まとまった時間がとりやすい年末年始に、ふだんはあまり聴かないジャンルの音楽にもトライしてみてはいかがだろうか。
編集部:小野佳希