日本列島を襲来しているこの冬一番の寒波。１月１０日、京都市では今シーズン初めての積雪となりました。四条大橋周辺で話を聞くと… 　「滑りそうで怖かったです」 　「びっくりしました。きょう（犬の）散歩をどうしようかなと思っていて。（犬が）嫌がったら雪降っていないところに行こうかなと」 　そして琵琶湖では、冬ならではの景色が。朝日に照らされ輝くのは「しぶき氷」。風であおられた波が草や木にかかって凍る現象で、強い冷え込みがあったときにしか見られない自然が作った氷の芸術です。 　この強い寒気の影響で近畿地方では９日夕方から本格的に雪が降り、これまでの積雪は兵庫県香美町の兎和野高原で７３ｃｍ、京都府京丹後市峰山で２５ｃｍなどとなっています。２３ｃｍの積雪となっている兵庫県豊岡市では一晩で車はすっぽりと雪に覆われ、多くの人が雪かきに追われていました。 　「いきなりでドカ雪はちょっと大変ですね。（雪かきで）きょうは仕事どころじゃないです」 　「きのうもちょっと積もって多少雪かきしたんですけど…ここらへんになってくるとあんまりやる気が出なくて。（Ｑ手袋つけずに寒くない？）寒いですけど、手袋をつけている時間さえもったいないんで。仕方ないです。手を犠牲にしてでも」 　滋賀県でも長浜市柳ケ瀬で２２ｃｍ、彦根市で１０ｃｍを超える積雪に。 　「大雪が降ると聞いていたので、ある程度準備はしていたんですけど、急に降ってきたので非常に戸惑っている部分もあります」 　「きのうスーパーに行ったら全然モノがなかったので、ちょっとびっくりしました」 　この雪で、高速道路などでは一部で速度制限や通行止めといった影響も。雪の影響とみられる事故も起きています。 　９日午後５時４０分ごろ、豊岡市の円山川で「車が沈んで出られない」と乗っていたとみられる男性から警察に通報がありました。消防などが駆けつけ、車の中から２０代の男性を救出しましたが、意識不明の重体だということです。警察は、車が雪の影響でスリップした可能性もあるとみて調べています。