ヴァレンティノにメゾン マルジェラ……。リッチな大人はモテる職人技が大好き!
お金の使い方にも、人柄が滲み出てしまいます。ではモテる大人は何を買うのか? そこでセンスの良さを感じさせるのがメゾンの職人技から生まれたアイテム、だったのです。 モテるお金の使い方
職人技はコミュニケーションをも生み出します
お金持ちだからといって、モテるとは限りません。肝心なのは、お金をどう使うのか、みたいなことはみなさんすでにご存知かと。今回は前編、後編ともにメゾンのアイテムをメインにご紹介するのですが、セレクトしたのは職人技が冴え渡ったものばかり。 ビジュアルのインパクトだけでなく、職人の手がかかったアイテムは、存在感が違います。当然、人目を惹きつけるパワーがあるため、それが会話のきっかけにもなりますし、何ならストーリーを語ることもできます。この利点を理解したうえで、お金を使えば賢く、センスのいい、モテる大人への道が切り拓かれることでしょう。
◆ ヴァレンティノ/胸元に飾るべきは、一輪挿しのような美しいお花です
どんなお花もキレイですが、いつかは枯れてしまいます。だって、生命あるものですから。そこで注目したいのが、職人が手作業で装飾した立体的なお花を胸元にデザインしたシャツ。これなら枯れる心配もなく、美しさはほぼ永遠です。着用すれば、表情や雰囲気までも華やかに見せてくれる効果を期待できるのもナイス。
また、パイピングを茎に見立てたパジャマシャツと鮮やかなイエローのお花が胸に映える開襟シャツは、ほんのり甘いスタイリングとも好相性ゆえ「そのシャツ、可愛い♡」のひと声をいただける可能性大です。
◆ メゾン マルジェラ/定番にして名品の「タビ」シューズ
モード好きなお方であれば、1989年春夏コレクションで発表された「タビ」シューズはメゾン マルジェラのアイコンとしておなじみかと。それは女性も然りで「それ、マルジェラだよね」と一撃でわかるのが魅力でもあります。日本生まれの足袋をデザインソースとしたスプリットトゥは、いま見てもアヴァンギャルドで新鮮です。
しかも白い塗料をハンドペイントした“ビアンケット”加工の一足は、インパクトも絶大。履くほどに表面のペイントが剥がれて経年変化し、数年後にはオリジナルの一足へと成長。靴も大人も、やっぱり味わいが大切なのですよ。