【レクサス再考】いまや希少な後輪駆動のレクサスIS。男前な2.0Lターボ搭載のIS300に試乗した結果…
2度目の一部改良は2022年8月25日です。アップデート内容はセンタークラスターメッキの色をダークシルバーに。オーバーヘッドコンソールにカップホルダー照明の追加とあります。また同時に、特別仕様車“F SPORT Mode Black 3”を設定。現在に至ります。
じつは今回のIS300試乗(グレードはFスポーツ)、既にお届けしたES300hと同じコースを翌日に走っています。関東圏じゃない方はルートがイメージできず申し訳ないのですが、首都高速環状線から中央高速・大月JCTを経て河口湖ICを往復するルート。その距離は市街地を含め400km弱といった内容です。
走り出しはノーマルモード。アイドリングストップ機能は生かしたまま。しかし、エンジン再始動時の振動が大きく気になります。試乗車の走行距離は9000km台。初年度登録から2年を経過しているとはいえレクサスらしからぬ不快感をもちます。
アイドリングストップをオフにして再始動。早々に首都高速へ。一路、富士山を目指します。都心を抜けクルマの流れも徐々にスピードアップ。中央高速道路は山間部を抜けるルートでおよそ80km/hで山の裾野を縫うように走るのですが、なぜかステアリングにコキコキと引っかかるような違和感が……。
どうやらその原因は車線幅いっぱいに使う走り方にあるらしく、レーントレーシングアシストをオフにしたら見事解決。運転支援機能のひとつですが、ステアリングへの介入がなくなるのでした。どちらの機能も必要不可欠ですが、皆さんも状況に応じてオン・オフ使い分けてはいかがでしょうか。
エンジンは2.0Lターボですが、巡行ペースなら2ケタ燃費もマークできます。車載モニターで確認すると最大燃費が15.4km/l。さすがに都心部だけでは1ケタに落ち込みますが、湧き上がるパワーの心地よさの対価と思えば十分におつりが来ます。
ドライブモードを切り替えてエンジン回転数を確認すると、100km/h巡行でスポーツSが1500rpm、スポーツS+で2000rpmという感じ。操舵感やサスペンション制御も連動して変化しますが違和感はありません。このくらいメリハリ効いた制御の方が好ましく感じ気分が盛り上がります。