普通オジがプロの手で大変身!?「今どきオシャレはこうでねぇと」/Road to イケオジ(後編)
ちなみにこの上下は、ストレッチが効いているのはもちろん、撥水、紫外線予防の「UPF50+」が入っているなど実に機能的。怡土さんの好みにピッタリ合うコーディネートになった。
【Style2】茶色セーター×白パンツ/遊び心と大人っぽさの両立
続けて怡土さんは、2コーディネート目の茶セーターに、白パンツといういで立ちで現れた。先ほどとガラッと印象が変わり、今どきの秋っぽいさわやかなスタイルに。「茶色のワントーンもいいのですが、白いパンツと合わせると上の重たさが多少和らぎ、さわやかになる。『緑×緑』と違って『茶×茶』はちょっと印象が強い。上が茶の場合は下は白など軽い色と合わせるのがいいですね」。店長から説明を受けた怡土さんは深くうなずいた。 日焼けをしているゴルファーは肌も茶色傾向なので、軽さをどこかで出すといいそうだ。「今回選んだ茶セーターは柄も入っているので、なおさら下の無地の白とのバランスもいい」。なるほど。「遊び心」と「大人っぽさ」の程よいバランス。これをオジ一人で考えるのはなかなか難しいなぁ。洋服選び、菅原店長に毎回来てもらわないと。
ファストファッションで無難を貫くべ~やん「それ、ゴルフウェア…?」
岡部康一 おかべこういち 年齢/38歳 ゴルフ歴/約15年 ベストスコア/89 ゴルフ頻度/月1回(週1練習) ファッションテーマ/そのまま着て帰れる あだ名/べ~やん
さあ、続けてオジモデル2人目の岡部(通称べ~やん)が登場。彼のゴルフウェアのテーマは「そのまま着て行けてそのまま帰れる」という合理主義。途中サービスエリアに寄ったり、コンビニに寄ったりしてもいいように「ファストファッション系で無難な色でまとめます」と言い、普段のウェアを見せてくれた。確かにゴルフウェアというよりは、仕事スタイル…。べ~やん、今着ている仕事のスタイルと普段のゴルフウェア、全く一緒じゃない? 会話を聞いている横で、菅原店長はキビキビとべ~やんに合いそうなスタイルをピックアップしていた。いったいどんなアイテムが出てくるのか?
【Style1】グレーのワントーン/ オーセンティックで生まれ変わるべ~やん
フィッティングルームから出てきたいで立ちに、若い女性店員から「カッコいいですね~」という声。べ~やんは照れながらも、「グレーのワントーンって普段僕も着ますが、どうしてもおじさんっぽくなっちゃうんですよね。これ、何でならないの?」と首を傾げる。 「こちらはオーセンティック(正統派)とテクノロジーを調和したライン。岡部さんには大人らしさを演出しました。『大人らしさ』と『おじさんっぽい』はけっこう紙一重で、シルエットや丈感、素材などで変わってきます。岡部さんはスタイルもいいので上下セットアップが似合いますね」と菅原店長。「そのまま着て帰りたい」というべ~やんの希望も、これならバッチリではないか。 デサントのウェアは店内を見渡しても色味は落ち着いていて、色使いもシンプル。「色は2色、多くても3色に抑えたほうがおじさんはいいと思います。今の岡部さんのスタイルにキャップを入れるなら、白などあまり派手じゃない色にしたほうがいいですね」とアドバイス。