普通オジがプロの手で大変身!?「今どきオシャレはこうでねぇと」/Road to イケオジ(後編)
菅原店長は銀座1号店のオープニングスタッフで、天神店の店長を任されたスペシャリスト。バゲットハットにパーカー、そしてダボっとしたパンツといういで立ちは、オシャレな雰囲気プンプン。「この格好でよくゴルフ行きますよ」と言うから、このスタイルでゴルフ場にいたらかなりの上級センスではないか。後ろでワキャワキャ言っている“フツーオジ”たちは、一日でこの店長レベルまでたどり着けるのか。さあ、菅原アニキ、この2人をバッサバッサとやっちゃってください。腕の見せドコロですぜ!
普通オジが緑のワントーンに変身 えっ!?あの怡土ちん?
怡土貴之 いとたかゆき 年齢/49歳 ゴルフ歴/約25年 ベストスコア/90 ゴルフ頻度/月イチ 自身のファッションテーマ/スポーティ&機能性重視 あだ名/イトちん
学生時代は陸上やテニスをやっていたという怡土さん。機能性のあるウェアが好きで、ゴルフではいつもスポーツウェアっぽいポロシャツを着ているという。「ナイキとかアディダスとかスポーツブランドの機能的なポロシャツに、よく分からないブランドのパンツを履いて、なんとなくそれっぽくしています」(怡土さん)。普段のゴルフウェアを写真で見せてもらうと、うーん、確かに可もなく不可もなく、いたってフツー。さっそく菅原店長によるヒアリングが始まる。ある程度話を聞くと、サイズを探しにバックヤードへ入っていった。
【Style1】グリーンセットアップ/緑のワントーンがハイセンス
一つ目は上下カーキ色のスタイル。なかなかワントーンでまとめるのは難しく、おじさんが着ると“戦隊モノ”になりかねないが、怡土さんの雰囲気はなんだかカッコいい。どうしてオシャレ感が出るのだろうか。「緑のワントーンがいけるのは、ミリタリー調に見えてカッコいいというのがあると思うんです。緑の中でも色が濃く、この深いグリーンは一般的にもなじみやすい」と菅原店長。 確かに落ち着いた緑の上下は、オジが着ても締まって見える。「シャツのサイズをひとつ大きくしているんですよ。(オーバーサイズの)今のトレンド感を少し入れました。もちろんここは好みで分かれると思いますが、怡土さんはゆったりしたものを普段着ているとおっしゃっていたので、大きいサイズのほうがプレーしやすいはずと思いました」。怡土さんのスタイルを見ると、上は少しゆったり、下はピッタリ目で、まさに前編で原英莉花が提案していた“オーバーサイズコーディネート”ではないか。