2022年から“代表戦24試合”全てにフル出場する猛者も ハードワーク自慢なラングニック率いるオーストリア代表への期待
ラングニックの哲学を理解する選手たちが揃っている
今夏のEURO2024では惜しくもベスト16でトルコ代表に敗れたが、ラルフ・ラングニック率いるオーストリア代表は大会中もかなりの話題を集めた。 今のオーストリア代表にはラングニックの哲学を理解する選手が揃っており、攻守両面でとにかくハードワークできるチームに仕上がっている。EUROで見せたオーストリアの組織力に驚いた人も多いはずだ。 そのチームで欠かせない存在となっているのが、ライプツィヒに所属する23歳のMFニコラス・サイヴァルトだ。ボランチに入るサイヴァルトも泥臭く戦えるMFで、ラングニックは全幅の信頼を置いている。 その稼働率は驚異的で、サイヴァルトは2022年11月に行われたイタリア代表との親善試合より、全24試合でフル出場を続けているのだ。それは今月も変わらず、14日に行われたUEFAネーションズリーグのリーグB・グループ3のカザフスタン戦にフル出場。チームの2-0勝利に貢献した。 チームもネーションズリーグでは3勝1分1敗と結果を出しており、現在はグループ3でノルウェーと同じ勝ち点10を稼いで首位に立っている。 オーストリア代表では他にもバイエルンMFコンラッド・ライマー、ライプツィヒMFクリストフ・バウムガルトナーらブンデスリーガで活躍する選手が揃っており、いずれもラングニックが特長をよく理解している選手たちだ。 オーストリアの精神的支柱とも言えるレアル・マドリードDFダビド・アラバの離脱が続いているのは残念だが、アラバを欠いた中でもオーストリアは強い。2026ワールドカップへ、ラングニックの下でどこまで組織力を高められるか楽しみなチームだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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