【3公演ALLレポート】ひとりひとりが主役だった『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』ライブレポート「これからも夢をつかみにいきましょう!」
年に1回の貴重な機会! シャッフルユニット
EBiDAN THE LIVEの目玉とも言える企画のひとつ、シャッフルユニットだ。3日間で6組のユニットが登場した。 原因は自分にある。の「推論的に宇宙人」を高桑真之(Lienel)、竹野世梛(ICEx)、八神遼介(ICEx)、NAOYA(ONE N’ ONLY)、山中柔太朗(M!LK)、KEVIN(BUDDiiS)ここに長野凌大も加わった「源泉は地下にある。」が披露。 特徴ある衣装に身を包んだ7人が独特の世界観を表現。オリジナルメンバーの長野が引っ張りつつ、それぞれがかわいさを見せていく。最後は長野と山中がふたりでハートを作って最後を締めくくる。 ICEx「CANDY」はTETTA(ONE N’ ONLY)、田中洸希、伊藤壮吾、柴崎楽(SUPER★DRAGON)、桜木雅哉(原因は自分にある。)、MORRIE、TAKUYA(BUDDiiS)、曽野舜太(M!LK)による「NICEx」が披露。後輩グループの楽曲を先輩たちが歌うのもまたシャッフルユニットの醍醐味かもしれない。かわいさもありつつ、垣間見える余裕がまた違う味を見せてくれる。 BUDDiiSの「To The Top」は古川毅、志村玲於(SUPER★DRAGON)、吉田仁人(M!LK)、芳賀柊斗(Lienel)、マサヒロ(超特急)、阿久根温世、千田波空斗(ICEx)、近藤駿太、HAYATOによる「BARBiiS」が。FUMIYA役を兄のHAYATOがやるとクレジットされると会場からは大歓声が上がる。これもエビライのシャッフルならではだ。MORRIE、KEVIN、SHOOTのボーカルが特に印象的な楽曲だが、ここでは古川と吉田、千田がまた異なるハーモニーで魅了した。 SUPER★DRAGONの「LRL-Left Right Left-」を披露したのは筒井俊旭、山本龍人、中村旺太郎(ICEx)、武田創世(Lienel)、FUMIYA、SEIYA(BUDDiiS)、カイ、アロハ(超特急)、そして池田彪馬による「まじかる★どらごん」だ。ジャン役のFUMIYAがまずは煽り、盛り上げ、カイの歌声にも大歓声が上がる。そこでオリジナルメンバーの池田の声がベースで支える。古川役の武田の安定感のある歌声も印象的だ。さらにダンスでは志村役の筒井もしっかりと存在感を示す。 ONE N’ ONLYの「Category」はシューヤ(超特急)、志賀李玖(ICEx) 、⾼岡ミロ、森⽥璃空(Lienel)、⼤倉空⼈(原因は⾃分にある。)、そしてEIKUによる「♨NSE Nʼ ♨NLY」がパフォーマンス。 大倉がドスの効いた声で煽り、高岡がラップでぶちかます。超特急のときとはまた少し色の違うシューヤの歌声も印象的だ。 ラストは吉澤要⼈(原因は⾃分にある。)、REI(ONE N' ONLY)、リョウガ(超特急)、松村和哉(SUPER★DRAGON)、タカシ(超特急)、塩﨑太智(M!LK)による「ALIEL」でLienelの「純情シンドローム」を。「ここからは僕たちの名前呼んでほしいです!」というリョウガの言葉でメンバーの名前が客席からコールされるところからスタート。森⽥璃空パートの松村がかわいいポーズをするのも貴重だし、リョウガの歌声も貴重ではないだろうか。 さらにいつもと違うタイプのユニットも。 ステージ上に登場したのはバンドセット。ドラムをEIKU、ギターを田中雅功、ベースを高田彪我、キーボードをKEVIN(BUDDiiS)そして、センターに立つボーカルには佐野勇斗(M!LK)だ。このメンバーでTHE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」を披露した。ボーカルの佐野は坊主頭。役作りのために現在、坊主なのだが、ここ以外ではウィッグを着用しているため、ハッとしてしまう。楽しそうに演奏をするバンドメンバー、佐野はステージを走りまくり、飛び跳ね、YELLOW ISLANDでは高田を後ろから抱きしめながら歌う場面も。普段では見られないシャウトっぷりだ。そしてTシャツを脱ぎ捨て、花道をダッシュ。センターステージのど真ん中で歌いあげ、その背中を、表情を、カメラが追う。さらに客席に飛び降り、駆け回る。もはやカメラが佐野を追い切れないほど。エネルギッシュなステージを見せた。 BLUEでは「昨日大人に怒られたぞ!」と冒頭で言う佐野。今回は、脱ぎはしなかったがそのまま、客席へ。その様子に思わずKEVINが笑みをこぼす。 全力疾走したあと、センステに戻り、座り込みシャウト。そして終盤では結局、Tシャツを脱ぎ捨て、走ってセンターステージへと戻っていった。運動量が凄まじい。 しかし、BLUEでのステージが一番、抑えていたのかもしれない。REDではほぼ最初からTシャツを脱ぎ捨てる。センステで寝転がりながら歌う佐野のそばで膝をつき、ギターを弾く田中雅功、ベースを床に置き爪弾く高田彪我(このあとのMCで「お琴みたいに弾いていた」と吉田仁人談)とステージ上がすごいことに。さらに、最後はEIKUが佐野にTシャツを脱がされる事態となった。 もしかすると、今年のエビライで特に印象的なパフォーマンスとなったのではないだろうか。