米レクサスの大金星。メジャーリーグクリケット2024大会のオートモーティブパートナーへ
世界シェア2位の競技人口をもつクリケットでPR
2024年6月25日(現地)、北米レクサスはメジャーリーグクリケット(以下、MLC)第2シーズンのオートモーティブパートナー契約を結んだことを発表。同時にMLCからも同文のプレスリリースが発表されました。 この記事の他の画像を見る
クリケットは英国発祥(16世紀前半)のスポーツで、かつての英国領をはじめ大変人気のあるスポーツです。英国では「紳士・淑女のスポーツ」といわれ、少なくとも富裕層なら、パブリックスクール時代に嗜む程度の経験はもっているでしょうか。
日本におけるクリケットは大変マイナーなスポーツですが、意外とその歴史は古く、初試合が行われたのは1863年のこと。時は明治維新直後ですが、英国海軍や商人たちが横浜にクラブチームを結成。そして「横浜vs英国海軍」というカタチで試合が行われたそうです。
MLCはコロナの影響でスタートが遅れましたが2023年より大会がスタート。いまではテキサス州グランドプレーリーに専用のスタジアムを完成させ本拠地を構えるに至ります。野球のメジャーリーグ同様にマイナーリーグも構成し、今後の発展が期待されます。
自動車ブランドのみならず、メジャースポーツは絶好の宣伝・訴求媒体に数えられます。クリケットの競技人口はサッカーに次ぐ2番手。2023年にインドでワールドカップが開催されましたが、次回大会は前出のグランドプレーリースタジアムで開催される予定です。
宣伝・訴求効果のあるスポーツイベントなんてもう残ってないだろうと考えていましたが、クリケットが残っていたとは驚愕の事実。日本人の感覚では理解しがたい面もあります。
2023年大会のワールドカップ出場国は、インド(開催国)、アフガニスタン、バングラディシュ、パキスタン、南アフリカ、イングランド、オーストラリア、ニュージーランド、スリランカ、オランダでした。ユーラシア圏を除けば台頭するBRICS諸国(ロシアと中国を除く)でのイメージは爆上げ。なんせクリケットとスター選手は各国で大谷翔平状態なのですから。