【巨人】4年ぶり優勝のカギ<菅野智之 復活秘話> 連覇へ不可欠な「若手の台頭」 プロ野球12球団担当記者が見た2024年
若手の台頭が、「連覇」そして「日本一」へのカギ
一番に期待されるのが、3年連続12勝をあげている若きエース・戸郷翔征(24)。 【2024年成績】 戸郷翔征 12勝8敗 防御率1.95 24年は開幕投手を任され、チームの勝利のためにフル稼働してきた。 特に正念場の9月には、中4日登板で優勝に貢献した。 そんな若きエースの来季年俸は3億円(推定)だ。(1億2000万増) 高卒7年目での3億円到達は球団最速記録であり、期待の高さがうかがえる。 戸郷の強みは「奪三振能力の高さ」。 24年は「キレあるフォーク」などを駆使し、2年ぶり2度目の奪三振王(156奪三振)に輝いた。 この奪三振能力を武器に、来季はリーグ最多勝と沢村賞を目指す。 戸郷翔征: 「僕にとっては3年連続の2桁勝利でしたし、節目の年だった。来年は最多勝と沢村賞を取れるように頑張っていきます」 そして、24年シーズン新たに台頭し、さらなる飛躍が期待されるのが井上温大(23)。 【2024年成績】 井上温大 8勝5敗 防御率2.76 6月から先発ローテーションに定着すると、「最速153km/hのストレート」を武器に自己最多となる8勝をあげた。 クライマックスシリーズでも登板を任され、6回1安打1失点の好投。初舞台でチームを勝利に導いた。 球団からの期待も高く、来季の年俸は約5倍増の3400万(推定)。(2730万増) さらなる飛躍をし、自身初の2桁勝利を目指す。 井上温大: 「今年は今まで経験したことのない1年。自分でも頑張ったなと思います。来シーズンは2桁勝利を達成し、日本一になりたい」 心強い若手が台頭してきている阿部巨人。 リーグ連覇、そして13年ぶりの日本一へと期待が高まる。 (文・野村隆文)
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