ゾウやキリン、ペンギン…ふわふわなでなで 福島県立視覚支援学校に「ふれあいどうぶつえん」開園
福島市の福島県立視覚支援学校の個別学習室に4日、精巧な動物の模型を集めた「ふれあいどうぶつえん」が開園した。子どもたちはふわふわした触り心地の模型に触れ、動物の姿や特徴を確かめた。 初日は開園式を行い、小学部、中学部、高等部から児童、生徒合わせて約20人が参加した。大型のゾウやキリンなどの他、リスやペンギンなど小型の動物も含めて約30体が並んだ。参加者は抱きついたり、なでたりして普段触れることのできない動物の様子に想像を膨らませた。 小学部4年生の菅野風翔(ふうが)さんは「学校に動物園ができてうれしい。大好きなパンダに触って楽しかった」と話した。動物園は子どもたちの学びや憩いの場として常時開放される。 動物の模型は埼玉県寄居町の田中博さんが寄贈した。目の不自由な子どもたちが動物について知る機会を設けようと「盲学校にトラ・ライオンにさわれる動物園を作ろうプロジェクト」として日本全国で展開している。
(県北版)