「母検定があったら落第」佐伯日菜子 理想の母親像になれない苦悩を経た現在の「割り切り」
── 子育てを卒業された今はどんなことを楽しんでいますか? 佐伯さん:仕事、ですね。デビューのとき以上に楽しくてしょうがない。育児で休んでいた時期も長かったので、撮影現場に行かれるありがたみをすごく感じています。この気持ちを大切に、このままやっていけたらいいなっていうのはありますね。 プライベートでの楽しみはマンガを読むこと。今好きなのは『霧尾ファンクラブ』という青春コメディ。今さらなんですが、『鬼滅の刃』も読了しました。また、何よりの癒しは猫です。今4歳になる保護猫で、次女が大好きな「SEKAI NO OWARI」さんの動物の保護活動を知ったことを機に飼うことにしました。もう私にべったりなんです。可愛すぎて相思相愛。あっ、相思相愛かどうかはちょっと猫に聞かないとわからないですね。
PROFILE 佐伯日菜子 1977年生まれ。17歳のときに、映画『毎日が夏休み』で主演デビュー。同作品で、『第18回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞。映画『らせん』で山村貞子役を演じ、その後はホラー漫画家・伊藤潤二の原作を映画化した『うずまき』などに出演し、 “ホラー・クイーン”としてJホラーブームを牽引した。 取材・文/平岡真汐 写真提供/佐伯日菜子
平岡真汐