法務省「把握ない」 難民申請不許可のクルド人、トルコ帰国後に迫害されるか 衆院法務委 「移民」と日本人
法務省は18日の衆院法務委員会で、埼玉県川口市に在留するトルコの少数民族クルド人を「出稼ぎ」と断定していた問題に関連し、日本で難民申請が認められず、トルコに帰国後に迫害されるクルド人の事例について、「把握していない」との見解を示した。日本保守党の島田洋一衆院議員の質問に回答した。 【画像】「地域住民の人権は無視ですか?」急拡散された地元女性が作成した画像 島田氏は、産経新聞の「『移民』と日本人」取材班の活動を挙げて「最近もトルコのクルド人の集住する村を取材し、川口市にクルドの方々が就労目的で入って、難民申請で滞在期間を延ばしてお金を稼ぐ実態を報告した」と指摘し、「本国でパスポートが発行され、普通に航空券を購入し、空港のチェックを通り抜けている旅行者が日本に来ている時点で、難民ではないといっていい」と語った。 川口市に在留するクルド人を巡っては難民認定申請が相次ぎ、一部メディアは「弾圧はいまも続いている」としていた。