プレミアリーグで成長も…好調・日本代表で出場減の菅原由勢「ブレずにやり続けることが、何かのきっかけになる」
日本代表の好調とともに、ピッチ外から試合を見守る時間が増えた。最終予選3試合完封の現状について、DF菅原由勢(サウサンプトン)は「DF陣は無失点で抑えるというところに強いこだわりを持っている。それがしっかりとうまく結果としても出ている」と仲間を称賛していた。 【写真】伊東純也ら欧州組9選手の秋冬コーデに大反響「黒髪もステキ」「これはずるい」「まじ俳優レベル」 日本代表は6月シリーズから3-4-2-1の両WBに攻撃的なアタッカーを据える布陣を採用。より攻撃的にシフトしたなかで、試合中に試行錯誤も繰り返しながら、徐々に戦い方の意思統一も進む。最終予選3試合14得点0失点と順調に勝ち進んできた。 一方、菅原は出場機会が減った。ピッチ外から見た印象と前置いたうえで、いまの日本代表の強さを語る。 「ピッチに入ってみないとわからない部分はもちろんあると思うけど、外から見ていても、(遠藤)航くんやモリくん(守田英正)を始めとしたピッチの中心の選手がすごく発信をして、こうしようああしようと合わせようと話をしている。それに合わせて後ろの3枚の選手も臨機応変に合わせて、プレスのかけ方やビルドアップの運び方というところで、そこの対応力はもちろんある。サウジ戦でもあったけど、押し込まれる展開になったとしてもそこで耐えられる。WBの選手も含めて、シャドーの選手も、割り切るところは割り切って耐えられている。そこは今の日本の強みになっている」 今夏にオランダ・エールディビジのAZからプレミアリーグのサウサンプトンに加入。初年度ながら開幕戦からスタメン入りし、リーグ戦開幕全7試合出場で初ゴールも挙げた。「プレミアリーグに行って自分が成長している部分、変化できたところも含めて、僕自身も成長していると思うので、それはしっかりピッチで証明したいと思うけど……」。試合に出られない思いが少しずつにじみ始めた。 試合に出られない現状でも、できることはある。「試合に出るか出られないかは監督が決めること。それを掴むか掴まないかは、僕自身のパフォーマンスがすべて。だからこそチームのパフォーマンスや代表期間中の練習で、常に100%を出して無駄な一日がないように、しっかりと自分自身に向き合って、そのプラスアルファでチームから求められていることをチームの中で出す。その繰り返しだと思う」。その繰り返しこそが難しく、先の見えない苦しさがある。だが、菅原は「その瞬間までやるべきことを見直し続けて、ブレずにやり続けることが何かのきっかけになる」と自分に言い聞かせていた。