“今季最強寒波”青森県民の生活へも影響広がる 各地で「渋滞」や「交通事故」など 青森市では「排雪場」として小中学校の敷地を開放
青森テレビ
今シーズン一番の寒波の襲来は、青森県民の生活にも影響を及ぼしています。各地で渋滞や交通事故などの雪害が発生しています。 【写真を見る】“今季最強寒波”青森県民の生活へも影響広がる 各地で「渋滞」や「交通事故」など 青森市では「排雪場」として小中学校の敷地を開放 また、青森市は記録的な積雪への対応として「排雪場」として小中学校の敷地の開放を始めました。 今シーズン最強クラスの寒波の影響で、津軽と上北を中心に雪が降り続き、各地の積雪は青森で108cm、五所川原で82cm、弘前で78cmなどとなっています。 青森市内の幹線道路は、道幅が狭まり通勤時間帯を中心に交通渋滞が発生してました。 須崎 蓮 記者 「午前8時半過ぎの青森市です。こちらは本来、片側2車線の道路ですが、それぞれ1車線となり、渋滞が発生しています」 青森市民 「最近はこんな感じで、信号1つで車3台が行けばいいような感じ。1時間くらいはみんな車に乗ってると思う」 また、凍結した路面が原因とみられる事故も起きています。 中澤美寿妃 記者 「あちらが救急車が衝突した現場です。路面を見ると、雪が溶け氷になっていてこのように非常に滑りやすくなっています」 青森市の国道280号では、救急車が道を譲るために停止した軽乗用車にぶつかる事故がありました。 消防によりますと、運転していた消防職員は「凍結した路面でスリップした」と話していたということです。 目撃した人 「追い越そうとしてハンドルをきった状態で、曲がりきれないでぶつかった」 当時、救急車で運ばれていた患者の容体に影響はなく、けが人もいませんでした。 須崎 蓮 記者 「青森市内のこちらの小学校では、校庭が雪捨て場として開放されていて、住宅街から運ばれた雪はこのように山のように積みあがっています」 青森市では1月6日から全ての小中学校の敷地の一部が雪捨て場として開放され、手作業で運ぶ場合に限定して排雪が認められています。 青森市立古川小学校 長谷部義幸 教頭 「(学校周辺は)びちびちと家が建てられているので、空地はあまりない。事故なく暮らしていただくために、どんどん使ってほしい」
この“最強寒波”には引き続き警戒が必要です。 10日午後6時までの24時間に予想される降雪量は津軽の平地が40cm、山沿いが50cm、三八上北の平地が20cm、山沿いが30cmなどとなっていて、交通障害や屋根からの落雪に注意・警戒が必要です。
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