開幕試合は接戦か 強豪校は実力伯仲 選抜高校野球Aゾーン
3月19日から阪神甲子園球場で開催される第93回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が23日あり、Aゾーンでは明徳義塾―仙台育英という強豪同士の対戦などが組まれた。 【写真】センバツ応援ポスターに小泉のんさん 1回戦屈指の注目カードと言えるのが、明徳義塾と仙台育英の昨秋地区大会覇者対決だ。左腕・代木を中心に守備力が高い明徳義塾、吉野ら長打力のある打線と機動力を併せ持つ仙台育英は実力伯仲。ともに先手を取って流れをつかみたい。 開幕試合の神戸国際大付―北海もロースコアの接戦が予想される。三振を奪える左腕・木村を擁する北海に対し、神戸国際大付も阪上を中心に投手層が厚い。昨秋の関東大会覇者の健大高崎は、新2年生が主力の大半を占める下関国際と対戦。昨秋公式戦で計15本塁打を放った強打の健大高崎が有利だろう。193センチの長身右腕・達が大黒柱の天理は、昨秋チーム打率3割超の宮崎商とぶつかる。【岸本悠】 ◇神戸国際大付・西川侑志主将 (対戦相手の北海は)強いという印象がある。(開幕試合について)引いた時は少し緊張感もあったが、高校生としてはつらつとしたプレーをしたい。一戦必勝で日本一を目指したい。 ◇北海・宮下朝陽主将 (開幕試合に決定)素晴らしい環境でできる最初の試合で、うれしい。(対戦相手の神戸国際大付について)投手、打撃とも力のあるチーム。こちらは守り勝つ野球で一戦必勝で戦いたい。 ◇明徳義塾・米崎薫暉(くんが)主将 (対戦相手の)仙台育英は昨秋の東北大会を制しているので強いと思う。自分たちがどんな野球をするかが課題。(チームの現状は)いい感じなので、一戦必勝で優勝を目指して頑張りたい。 ◇仙台育英・島貫丞主将 (対戦相手の明徳義塾は)代木投手を中心に堅い守りのチームで完成度が高いと思う。しっかり準備して戦いたい。(チームの状態は)非常に整理され、大会に向けて順調に進んでいる。 ◇健大高崎・小沢周平主将 (対戦相手の下関国際は)複数の投手が丁寧に継投する印象。小技もあり、粘り強いチームだと思う。(チームは)順調に仕上がっている。持ち味の長打力を生かし、一戦必勝で戦います。 ◇下関国際・賀谷勇斗主将 (対戦相手の健大高崎について)長打力があり、レベルが高いチーム。自分たちはまだまだなので、大会までに仕上げたい。チームはまだ春(センバツ)は白星がない。まずは1勝を目指したい。 ◇宮崎商・中村碧人(あおと)主将 (対戦相手の天理は)伝統校で、良い投手がいると聞いている。自分たちは守備からリズムを作り、打撃につなげるチーム。52年ぶりのセンバツ、一戦ずつ戦い抜きたい。 ◇天理・内山陽斗主将 (対戦する宮崎商は)強打のチームだと思うので、自分たちは守備を固めたい。みんな冬の練習でレベルアップしている。普段から応援してくださる方々に喜んでもらえるような大会にしたい。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。