【インタビュー】ヴィエラ氏がイタリアダービーと古巣インテル&ユヴェントスを語る…テュラム兄弟やドーピング違反のポグバらフランス勢に見解 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】現役時代にインテルやユヴェントスでプレーした元フランス代表MFのパトリック・ヴィエラ氏が、『DAZN(ダゾーン)イタリア』のインタビューで語ってくれた。 【動画】イタリアダービー直前!テュラム(インテル)ゴール&アシスト集
今シーズンのイタリアダービーが日本時間28日に迫る中、かつてインテルやユヴェントスのユニフォームに袖を通してプレーし、インテルでは3度のスクデット獲得を経験したパトリック・ヴィエラ氏が、『ダゾーン・イタリア』のインタビューに登場。古巣の2チームについて語ってくれた。 「セリエAは、私にとってヨーロッパで最も重要なリーグの1つだ。インテルがチャンピオンズリーグ決勝を戦う姿を見られたことや、ユーヴェが再び主役となっていることは重要だ。ユーヴェには急成長中の選手たちがいるので、今後、ヨーロッパ最強の一角となるだろう」 ヴィエラ氏は、自身の現役時代を振り返り、イタリアダービーは、インテルにとって、より価値のある一戦であったと明かしている。 「私がインテルにいた頃、こうした試合は、常に重要であり、プレーするのが難しかった。ユヴェントスよりも、インテルにとってより重要な試合だったように思う。なぜならクラブやファンの間で、ユーヴェがリーグ優勝に値しないにもかかわらず、優勝をしたという不満が常にあったからだ。ダービーは、常に極めて難しい対戦だったし、プレッシャーもあった。ファンにとって非常に重要な試合であり、選手たちの間では『負けられない試合だ』と話していたよ」
セリエAで活躍するテュラム兄弟
また、元フランス代表MFは、両チームでプレーする同胞のテュラム兄弟に見解を示した。昨シーズンからインテルでプレーする27歳のマルクスと、今夏にユヴェントスに加入した23歳のケフレンの今後に期待を寄せている。 「2人は異なる選手だ。どちらも重要なクラブでプレーしていて、良いパフォーマンスを見せなければならないというプレッシャーの中でプレーしている。彼らはフランス代表の将来となるかもしれない」 「マルクスは縦への攻撃を好むFWで、おそらくあと2、3レベルは進化し、強くなれるだろう。マルクスは、イタリアでプレーしたことで、大きく成長したように思う。彼は得点不足が課題だったが、その点が改善され、現在はゴールを挙げることを好むFW、常にゴールへ意欲があるFWになった。これは9番にとって重要なことだよ」 「ケフレンは、技術面でクオリティのあるボックス・トゥ・ボックス型のMFだ。ボールを持って前線まで運べるクオリティを持っている。これから、さらなる成長を遂げるために足りないものは、戦術面だ。イタリアへ、特にユヴェントスへ行く選択は正しかったように思う。彼は未来を担う中盤の選手だ」
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