北朝鮮、韓国戒厳を初報道 「国際社会が注視」
【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、韓国で「非常戒厳」による「社会の動乱」が発生し、「国際社会が注視している」と報じた。 韓国の尹錫悦大統領が3日に非常戒厳を宣言して以降、北朝鮮メディアがこれに言及したのは初めて。 同通信は「独裁の銃剣を国民にためらいなく突き付けた衝撃的な事件」と報道。韓国国会で7日に行われた尹氏の弾劾訴追案採決で、投票数が規定に達せず不成立となったことなど、これまでの経緯を詳細に報じ「全国で抗議のろうそくが燃え続けた」とデモの様子を伝えた。