アルナシームは中京記念に続く重賞制覇を狙う

＜栗東トレセン＞ アルナシームは小倉開催の前走・中京記念で重賞初制覇。3カ月ぶりになるが、10日のCWコースで6ハロン77秒3の猛時計と仕上がりは良好だ。五十嵐助手は「元気があり余っていて、馬はどんどん良くなっています。結果が出ていない左回りに、少し忙しいマイルですが、以前とは別馬のようですのでどれだけやれるか」と期待を寄せた。 クルゼイロドスルは前走・関越Sをコースレコード勝ち。15日はCWコースを柔らかいフットワークで駆け抜け、「雰囲気は良かったです。前走は津村騎手や川田騎手が我慢させることを教えてきたことが、実を結んだ結果だと思います。上のクラスになってペースが流れるのは良さそうです」と矢野助手。 ＜美浦トレセン＞ パラレルヴィジョンは坂路をリズム良く駆け上がり、心身ともに充実した姿を見せた。「前回（関屋記念14着）は暑さが影響した。動きは良くなってきているし、舞台も問題ない」と国枝調教師は秋の反撃を誓う。 安田記念11着のレッドモンレーヴは放牧でしっかり充電し、上々の雰囲気。蛯名正調教師は「春と違って気持ちに余裕が見られる。難しい面を出さず、集中できれば見直せる」とうなずいた。