【エリザベス女王杯・人気薄好走の理由】12番人気2着ラヴェル 川田将雅はGⅠで16年ぶりの人気薄快走
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 3歳馬と古馬の牝馬頂上決戦が10日に京都競馬場で争われ、3番人気のスタニングローズが復活V。2馬身差の2着には12番人気の伏兵ラヴェル(牝4・矢作)が食い込み、波乱の立役者となった。 デビュー2戦目のアルテミスSでのちの3冠牝馬リバティアイランドを破った素質馬が、この大一番で久々に実力を示す快走。2馬身差をつけられたものの、中団からしっかりと末脚を伸ばす好内容で、勝ち馬ともども復活をアピールした。 単勝41・2倍の12番人気という低評価。回避馬が出たことで出走枠に滑り込んだ形だったが、川田を確保していた陣営の意欲は確かなものがあった。その川田がGⅠで10番人気以下の馬に乗って連対したのは、2008年有馬記念のアドマイヤモナーク(14番人気2着)以来、16年ぶり。初めてコンビを組んだ鞍上は「返し馬でこの馬の本質の高さを感じましたので、それに見合うレースを組み立てながら進めました。最後までよく頑張ってくれました」と奮闘したパートナーをねぎらっていた。
東スポ競馬編集部