「米原~新大阪はJR西に移管すべき」北陸新幹線延伸で“米原派”急先鋒の市長が馳浩知事に反旗
「小浜派」の馳知事と「米原派」の宮元市長。新幹線の延伸問題については意見が異なります。 5月22日に東京で開かれた北陸新幹線の建設促進大会。沿線の知事らが集まり毎年開かれる会合で、馳知事は「小浜派」の立場で発言しました。 石川県・馳浩知事「京都においては水の問題や(トンネル工事による)残土処理など課題があると承知している。これを京都だけの問題ではなく我々沿線で真剣に考える必要がある」 加賀市・宮元陸市長「あれは、本人の心の中はわかりませんが、課題解決しないと難しいよということを暗に言っているのではないかと私は思います。あの場じゃ言いにくいでしょうけども」 ただ、馳知事はこれまで一度も公の場で米原ルートを是認する発言をしたことはありません。 11日の石川県議会でも、「小浜派」の立場で答弁に立ちました。 石川県・馳浩知事「福井県、富山県が小浜・京都ルートを支持していることなどから、小浜・京都ルートに賛意を表明し現在でもこうした状況に全く変わりはありません」 18日には、都内で2024年度初の北陸新幹線の与党整備委員会が開かれます。小浜・京都ルートへの具体的な道筋をつけることが政府・与党の方針ですが、今後波風が立たずに議論が進むことになるのか、注目を集めそうです。
北陸放送