民進党の蓮舫代表が定例会見6月15日(全文1)共謀罪関連、引き続き強く抗議
文科省の調査結果について
文科省の調査結果が出ました。ずいぶん長いこと待たされました。可及的速やかという言葉。まさに総理はそもそもという言葉も違う辞書で引いているようでありますけれども、私たちの感覚で言えばまさに同姓同名の文科省の職員がいれば、その方の数人にヒアリングをして、メールを確認をすればその日のうちに確認できるものがようやく出てまいりました。結果としては隠蔽をしていた、この文書の存否は確認できないと言っていたものがうそだったことが明らかになりました。実際に文書はありました。 こう考えると松野文科大臣の責任は当然、問われるのと同時に、文科省の調査が始まる前からこの文書を怪文書と言い放ち、個人攻撃を繰り返してきた菅官房長官も責任が問われると、あらためて強く言わせていただきます。この文科省の追加調査の報告書を読みますと、総理のご意向と、あるいは官邸の最高レベルという文言についてなのですが、こうした趣旨の発言があったと思う。ただその真意は分からない。詳細は記憶していない。個人フォルダに保存されていた。行政文書ではない。職員には記憶がない。記録はあったけども個人メモの類いだということで、まさか幕引きをさせようと思っているのではないと思いますが、ここまで新たにこういう文書があるということが明らかになったので、ぜひ内閣府に、当然、誰からどこに送られている、文科省の誰々に内閣府の誰々から送られているというのが明らかなので、個人名を特定して、突き合わせて、両者に記憶がなぜないのか、あるのか。そしてどちらが言い始めたのか、そこまでしっかりと調査をしていただかないと、まず最初の関門がクリアされないと思っております。 文書の存否はまず第一歩です。ここに書いてある官邸の最高レベル、あるいは総理のご意向というのは何を意味しているのか。そしてなぜこういう発言をしたのか。この発言によってその後の加計学園1校に規制緩和が行われていく、忖度が働いたのかどうなのか。いくつもの明らかにしなければいけない次のステップがありますので、当然、今、国会だけではなくて閉中審査を強力に求めていきたいと思っています。