女子５００ｍは２１歳・吉田雪乃が初Ｖ 憧れの小平奈緒さんらが活躍した種目で「もっと頑張らないと」…スピード全日本距離別
◆スピードスケート◇全日本距離別選手権 第２日（２６日、長野市エムウェーブ） 女子５００メートルは吉田雪乃（寿広）が３８秒２０で初優勝を果たした。２１歳は「目標とするタイムにはほど遠かったので少し悔しいところはあるけど、優勝できたのはすごくうれしい」と表彰台で笑顔を見せた。 今季は開幕前から好調をキープし、約１週間前のタイムトライアルでは３８秒３をマークしていた。３７秒８を目標に臨んでいたが、スタートからの２、３歩目で氷を捉えきれず「うまく出られなかったので、その焦りから全体的に焦ったレースになってしまった」と反省。それでも「大きな大会で勝ち切れたっていうのは、（頭の）隅っこには置いておいてもいいのかな」と胸を張った。 昨季はＷ杯に初めて出場するなど、着実に力を伸ばしてきた。女子５００メートルは１８年平昌五輪金メダルの小平奈緒さんらが世界で活躍してきた種目。小平さんが１３度制したこの大会で歴代優勝者に名を刻み「このタイムで並んでいいのかってちょっと思っちゃうけど、憧れの選手たちと一緒に並べるのはすごくうれしい。その分、もっと頑張らないと」。次代の女子短距離を担う存在を目指し、さらなる成長を期した。
報知新聞社
