ロシア大使「病院攻撃」を否定 単独インタビューで「問題は西側諸国の兵器提供」 NATO協力の日本を「非常に残念」と…
ロシア ノズドリェフ大使 「私はまさに逆に思っている。もしこのような事件があったとしたら、具体的な犠牲者の名前を、リストをきちんと渡していただければどうかと」 “ロシア軍が撤退したあとにウクライナ側が仕掛けた”とする従来の主張を繰り返しました。 ◇ 停戦の兆しが見えない中… NNNワシントン 橋本雅之(アメリカ・ワシントン 日本時間10日午後10時半すぎ) 「NATO加盟国の首脳らが次々と会場に到着します」 日本時間の10日夜、NATO(=北大西洋条約機構)の会議のため、首脳らがアメリカ・ワシントンに集結。 首脳会議にはゼレンスキー大統領も招かれていて、今回の会議ではウクライナに対し年間およそ7兆円の支援を継続することで合意する見通しです。岸田首相も現地入りします。 ◇ 日本テレビ 小林史 国際部長 「(日本は)NATOとより協力していく方針を打ち出す予定。こうした日本の動きはどう見ている?」 ロシア ノズドリェフ大使 「大変残念に思っています。二国間関係において一番重要なのは、敵対的な態度の撤去だと思います。岸田政権は今でも非友好的な路線を続けているので、その環境の中では、対話の再開の可能性はまずないと」 侵攻から2年以上がたち、増え続ける犠牲者。“停戦”はいつになるのでしょうか?
ロシア ノズドリェフ大使 「特にこの1年を見ると、ウクライナ軍はきわめて数多い犠牲者を出して、今は(ウクライナは)戦場は不利になっていますから、おそらくあと1年~1年半くらいたてば、最終的に決断をするんじゃないかと」 日本テレビ 伊佐治健 報道局長 「ウクライナ側が決断をすると?」 ロシア ノズドリェフ大使 「そうですね。問題は西側諸国のスタンスだと思います。ウクライナに兵器を提供して戦わせるという基本的な立場は、根本的に間違っていると思います。最終的に、それはウクライナに対して手助けにはまったくならず、市民の苦しみが長引くということを招くのではないかと」 (7月10日放送『news zero』より)