乾燥肌・ゆらぎ肌に!皮膚科医がおすすめする保湿成分「ヘパリン類似物質」のコスメ
ライオン株式会社は、昨年から続くコロナ禍でのマスク生活等により、肌の悩みが増えた20歳~59歳の女性1000名を対象に「コロナ禍における肌乾燥に関する意識調査」を実施。その結果、顔肌乾燥の深刻化とともに、顔肌乾燥の影響で多くの女性が自分の“老け見え”を感じていることがわかりました。 【写真】乾燥肌におすすめのコスメ&ケアまとめ
マスクなし生活に向けて、今から正しいスキンケアを!
この調査結果に、皮膚科専門医の慶田朋子先生(銀座 ケイスキンクリニック院長)からはこんなコメントが。 「2020年の4月以降、長時間マスクを着用することによる肌トラブルを訴える方が増え続けていて、マスク生活の長期化でなかなか改善しない状況です。 顔の皮膚は、全身の中でもバリアが脆弱な上、衣類で覆うことができない露出部なのでデリケート。メイク用品や、空中を浮遊するホコリや花粉、大気汚染物質などによって、つねに軽微な炎症を起こしています。さらに今はマスクの擦れによる乾燥や汗刺激などによるダメージで、よりトラブルが急増しています。 マスクによる肌荒れの主な症状は、“にきび・吹き出物”、“脂漏性皮膚炎”、肌荒れによる”乾燥”などがあげられます。なかでも、乾燥を放置すると、シミやくすみ、小じわなどの要因となり、それが“老け見え”の原因に。まさに、乾燥は美容の大敵なんです。 こうした肌トラブルを予防するためには、規則正しい生活を送るとともに、保湿ケアが大切。いつマスクを外して生活できるようになってもいいように、毎日のスキンケアが重要ですね」
皮膚科医が使う保湿成分「ヘパリン類似物質」って?
「スキンケアの根本は、“やさしく洗顔・しっかり保湿”。角層の水分量を高めてバリアを整えることは、健やかな肌を保つ基本です。ただ肌を水で湿らせるのではなく、肌に水分をしっかり抱えさせ、キープできる状態にするには、保湿成分の『セラミド』『ヒアルロン酸』『ヘパリン類似物質』などが配合された製品をうまく活用しましょう。 ヘパリン類似物質とは、皮膚科専門医が赤ちゃんの肌やアトピー性皮膚炎、高齢者の乾皮症の治療に長く処方してきた保湿の主成分。刺激が少なく、うるおう力を高める効果のほか、肌構造の修復や血行促進の作用があるので、顔肌のケアにはおすすめの成分の一つです。 保湿ケアの基本は、1日に2回、朝晩の洗顔のあとに、保湿剤を塗りもれなく、やや肌がしっとりする程度の量を十分に塗布すること。加えて、ダメージがひどい場合は、日中も十分に汗を拭きとったうえで保湿剤をメイクの上から薄く塗り足してください。適切なスキンケアで肌の防御力を高めておくことは、美しく揺らぎにくい肌を作るカギとなります」