プロデビュー戦で14得点と結果を残した富永。写真：AP/アフロ

　バスケットボール男子日本代表の富永啓生は現地９月４日、米カリフォルニア州で行なわれた『Gリーグ・フォール・インビテーショナル』にNBAの下部組織Gリーグ選抜チーム『ユナイテッド』の選手としてプロデビューを果たし、早速14得点、１リバウンド、１アシスト、１スティールの活躍を見せた。 【動画】富永啓生が３ポイント３本成功でNBA入りに猛アピール！ 　NBAインディアナ・ペイサーズとプレシーズンキャンプ参加を想定した「エグジビット10」契約を結んだ富永。今大会にはアジア人で初めて、『ユナイテッド』のメンバーとして参加している。今回はセルビアの『メガ・MIS』との試合だった。 　第２Qから途中出場した富永は前半から２本の３ポイントシュートとミドルシュート、速攻から相手をかわしながらのレイアップシュートを沈めるなど持ち味を発揮。後半も第３Q途中から出場しアシストやスティールなど得点以外でも見せ場を作った。 　試合後にはNBAの公式Xが「ケイセイ・トミナガが早速やってくれた！」と絶賛。この投稿を見た国内外のファンからも多くの反応があった。 「なぜチームはこの選手を拾わなかったんだ？」 「NBA公式が反応してるのエグい」 「公式の名指しアナウンスはなかなか珍しくない？」 「めちゃめちゃ気合入ってるように見える」 「マジでNBA入りあるぞこれ」 　チームも99－81で勝利。パリ五輪では課題の守備力の無さからか、３試合で出場わずか８分弱と代表メンバーの中で最少の出場時間だった富永。求められる役割が代表チームと異なるプロの世界では大活躍できるポテンシャルを秘めている、そう感じさせる試合となった。 　現地９月６日には再び同カードの試合が予定されている。日本の若きエリートシューターのさらなる活躍に注目だ。 構成●THE DIGEST編集部