33歳でキャリアハイのシーズン…今季完全復活のMF扇原貴宏「こういうタイミングで…」V決定試合で待望神戸移籍後初ゴール
[12.8 J1第38節 神戸3-0湘南 ノエスタ] 優勝を決定づけるゴールとなった。序盤から試合を優位に進めたヴィッセル神戸は前半を2点リードで折り返すと、後半25分、FW大迫勇也のポストプレーからMF扇原貴宏が左足を一閃。豪快なミドルシュートを蹴り込んで追加点を奪った。 【動画】アウェー中国戦の裏で起きていた珍事…日本代表FWがSNS上の声に反応「わざと」 扇原にとっては実に5シーズンぶりのゴールでもあった。J1で最後にゴールを決めたのは、横浜FMに在籍した19年3月10日の川崎F戦。当然、22年に神戸に移籍してからの初ゴール。背番号6も「ヴィッセルで初ゴールがこういうタイミングで取れてうれしく思います」と心からの声を漏らした。 何より今季は復活のシーズンでもあった。過去2年は出場機会が安定しなかったが、公式戦43試合の出場のうち、40試合がスタメン出場。10月に33歳となったシーズンだが、J1の35試合の出場数はキャリアハイの数字だった。 扇原も「1年間試合に出て優勝できたことは嬉しく思います」と充実の表情をみせる。そして思いはすでに来季へ。「優勝を目指して3連覇、そしてアジアの頂点に立てるように頑張りたい」と更なる進化を誓っていた。