うまい棒で縦12m×横20mの地上絵…5・2万本、味は「コンポタ」「めんたい」など10種類
スナック菓子の「うまい棒」約5万2000本を使った地上絵が30日、茨城県大子町の町立だいご小学校に登場した。 【写真】うまい棒の「コーンポタージュ味」
地上絵は縦12メートル、横20メートルの大作で、「久慈川を渡る水郡線の列車」の様子と「90周年」の文字が描かれている。JR水郡線が4日に全線開通90周年を迎えるのを記念し、県や沿線6市町などがつくる県水郡線利用促進会議が企画した。10月から地元の子供たちが制作に参加。パーツごとに少しずつ並べていった。
「うまい棒」は、大子町にある菓子製造会社「リスカ」の工場で1979年に誕生し、現在も製造されている。今回の地上絵には同社も協力し「コーンポタージュ味」「めんたい味」など10種類を提供した。「うまい棒の地上絵は、世界初のプロジェクトかも」と県の担当者。
この日午前10時、完成した「リスカの地上絵」が公開されると、集まっていた子供たちから歓声が上がった。「90」の周辺を並べたという大子町の小学3年生の男児(9)は「楽しかったから、家でもやりたい」と笑顔だった。
きょう1日午後4時まで公開される。うまい棒はその後、地元の子供たちや水郡線利用客に配布される予定だ。